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50代からの登録養成課程 シニア世代になっても学び続けたい

 私は25年以上1つの会社でサラリーマン人生を送っており、50歳を目前に中小企業診断士としての独立を目指し、2023年夏に1次試験を突破し、2024年4月から登録養成課程に通っています。
 そんな私もいろいろとあきらめてきたものも多く、その1つに海外留学があります。大学生の時、留学すると言ってサークル活動を辞めた人や会社に入ってから、海外のMBAに会社派遣で行く人などを横目でうらやましいとおもいつつ、そこまで英語もできないから致しかたないと思い、出張ベースでの海外渡航しかできていませんでした。
 私も社会人になってからビジネス書を読むようになった際に、だいぶ前ですが、伊藤忠商事でご活躍をされた丹羽宇一郎氏の書籍を2冊ほど読み、当時、大変感銘を受けたのを覚えており、いまでも本棚に置いあり、子供が大きくなったら読んでほしいと思っています。

今回は、そんな尊敬する丹羽宇一郎氏の著書『老いた今だから 』(講談社現代新書)から自分なりの所感を書き留めます。


シニアの海外留学志向の高まり

 冒頭に私が書いたような、海外留学断念組はまだその夢が心の中でくすぶっている人も多く、自分と同じなんだなと実感したのですが、定年退職後の生涯学習として、海外に短期留学をして語学を学んだり、異文化交流を目指す人が増えているそうです。
 学生時代には語学を学びたいと思っていた人も、シニアになると「英語で〇〇を学びたい」とか、「自分の趣味を海外で試したい」などより多様化、高度化した学び願望にバージョンアップして海外留学をされる人が一定層いるようです。自分の人生を起点に伏線回収の如く、夢を叶えるための行動力に頭がさがりますし、私もそのうようになりたいと思っています。
 最近では語学留学もシニア限定プログラムが用意されるなど、ますます障壁はさがるようですし、私自身もそのようなプログラムが例えば現地ボランティアや現地の日系商工会議所と連携して、お互いの情報交換をする場などがあれば挑戦をしたいと思っております。

 こういった、これまでのシニア世代にはない、新しい生活や挑戦をしていくためには、『老いた今だから』の章立てのとおり、自らの老いを受け入れて、できること、できないことを踏まえながら、あまり悲観的にならずに自分の将来を見つめ直すことが重要と思いました。
 そのうえで、たとえ加齢により体力や健康面が衰えても、「頭はプラスにできる」という希望を持ち、勉学と読書のインプットと日記(またはブログ?)のアウトプットの両輪で「心のシワ」を増やしていくことも大事であるようです。
 定年退職やシニアと一括りに表現されるが、これほど千差万別な状態をシニア世代以外はあまり想像をしていないと思います。中小企業とまとめても、その中身は全く違うのと同じように。
 平均やイメージ通りである必要はないですし、人は人、自分は自分ということで「シニアになった自分らしさとは何か?」の答えは自分なりに持ちたいと思いましたし、その答えのプロセスに今の50代の学びがあると思っています。

 人は最後は現世の幕を下ろすときが来ます。多くの人の心に残りたいとは思いませんし、地位や名誉を持って終えたい気持ちもありませんが、身近な人に「死に方」ではなく、「生き方」として、うらやましい、あんな人生も悪くないと思ってもらいたいですね。


最後までご覧くださりありがとうございました。

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