【夢が一つ叶った】
【夢が一つ叶った】
先日、僕の夢が一つ叶いました。
それはズバリ、パフォーマンス中に鼻血を出す事。
それは僕の即興の師匠のセンターの、三周年記念パーティーの時でした。
パフォーマンスをしてくれと頼まれた僕は、喜んでパフォーマンスをさせて頂きました。
衣装はメキシコで買ったナルトの暁のコート。
このコートのせいでは全くないのですが、パフォーマンス開始一分ほどで鼻血が出ました。
三滴ほど床に落ちました。
床の色が白に近かったので、目立つ目立つ。
師匠も含め僕の近くにいたお客さんはびっくり。
僕もびっくり。
たまたまパフォーマンスのスペース内にトイレットペーパーを持ち込んでいた為、すぐに拭き取る事ができました。
トイレットペーパーは別の事に使う予定だったのですが。
メキシコでも大好評だったアレをやる為に。
好評だったのは気のせいで、ドン引きされてただけかも知れないけど。
やった事は初めてやった事ではない。
今まで何回もやった事のある事だ。
でも鼻血が出たのは初めてだ。
しかも割とすぐに出て来た。
嬉しかった。
長年の夢が一つ叶ったんだ。
なかなかパフォーマンス中に鼻血を本当に出すやつはいないだろう。
グループのパフォーマンスで事故で人同士がぶつかって鼻血が出ていたのは見た事がある。
でもソロのパフォーマンスでは見た事がない。
なんで鼻血を出した事がこんなに嬉しいのか。
それは僕のパフォーマンス中の三つの目標に由来する。
一つは鼻血を出す事。
もう一つは涙を流す事。
そして最後は死ぬ事だ。
この三つ全てをパフォーマンスの最中に行う。
ただし狙ってやるのではない。
狙わずに自然とそこまで行くのだ。
狙ってしまったらあまりにも簡単だ。
だから今回の事故的な鼻血は大成功と言える。
パフォーマンス中に涙を流した事は未だかつてない。
練習中に気が高まって何度か涙が出た事はあるが。
それから死んだ事も未だかつてない。
そもそも死んでいたら今ここにはいないのだが。
僕は冗談抜きで、踊る時はいつもこれが最後の踊りかも知れないと思っている。
それは何も大舞台で踊る時だけでなく、少人数で街の隅っこで踊る時もそうだ。
いつもこれが最後かも知れないと思っている。
だって人生はいつ何が起こるか分からない。
生きている時、常にそう思えているわけではない。
でも踊る時は常に確実に思っている。
だからいつも全力だ。
鼻血を出して涙を流して、全力を出し尽くしてそのまま逝けたらそれでいい。
生まれ変わったら、また踊るし。
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