笑腸【しょうちょう】

地球を拠点とする即興師

笑腸【しょうちょう】

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最近の記事

【四種の間の葛藤】

【四種の間の葛藤】 それはすなわち、東•西•南•北。 つまり、仲間•仕事•家族•自分。 この四方向の中で、常に葛藤し続ける。 どれか一方に片寄っては、いけない。 常に、その真ん中で揺れ続ける。 時には、一方向に行き過ぎてしまう時もある。 そんな時は、その反対方向から、崩れ始めてしまう。 常に、真ん中でバランスを取り続ける必要がある。 安定なんてものは、存在しない。 丸い玉の上、もしくは細い棒の上、そんなところで、ゆっくり腰を掛けて、お茶を飲む事なんて出来な

    • 【家での葛藤】

      家にいると、調子が悪くなる気がする。 出掛けた先で一人でいる時は、調子が良い気がする。 一人で違う街にいる時などは、やりたい事をしっかりと出来る気がする。 日々の祈り、浄化、掃除。 食事も質の良いものを少量で済み、睡眠も質が良く短時間でも行動できる。 この一人の時に上がった調子を、家に帰っても維持しようと思う。 この調子を、続けようと思う。 出来ない。 いつも、出来ない。 もう何回も、何年もそう。 食事は暴飲暴食気味になり、睡眠も何時間寝ても眠い。 何も

      • 【レバノンの爆発】

        レバノンで起きた爆発は、広島長崎に次いで歴史上3番目の規模だったらしい。 でも原子力ではなかったため、爆発直後でも人を住めるようになってるようだ。 爆発は2回起こったようだ。 映像で見てみると1回目の爆発で驚いた人々が、煙の上がっている方を見ている。 そして突然2回目の爆発が起こり、カメラもろとも爆風に巻き込まれる。 と言った映像が多い。 僕は爆発があったと言う事実だけを知っていて、その規模を知らなかった。 なので着いてからすぐに、人に爆発のあった場所で即興をし

        • 【レバノンの経済状況】

          【レバノンの経済状況】 レバノンは今、経済が危機的状況だ。 以前は一ドルが一五〇〇レバノンポンド。 でも今では二五〇〇〇レバノンポンドだ。 二十倍以上、高くなっている。 にも関わらず、国民の給料は以前のままだ。 要するに国民にとっては物価が二十倍以上、高くなっている事になる。 なんでこんな事になっているのか現地の人に聞いたが、要するに政治家が横領していると言う事だ。 どの国でも、政治家や国のトップの連中はロクな事をしない。 中にはそうではない人もいるだろうが

          【電車の中で出会った人達】

          【電車の中で出会った人達】 先日、パリから自宅へ戻る電車の中での話。 たまたま近くに座っていた人と、話をする機会があった。 一人はコンゴ人の写真家。 それとアラブ人の大家族。 コンゴ人の彼は僕にふと、ワクチンを打ったのかと聞いた。 二回目までは打ったと言った。 彼はとても残念そうな顔をした。 彼はコロナが始まった2020年の三月頃、病院の緊急病棟で働いていたらしい。 なので、ワクチンの実態もよく知っているそうだ。 皆も知っている通り、ワクチンは病気を予防す

          【電車の中で出会った人達】

          期待はしない。

          期待はしない。 期待には答えない。 期待は裏切る。 どんな願いも、期待をしてしまった時点で叶わない。 こうなればいいな、と思った時点でそうはならない。 人生の醍醐味とは、想像を超える事にあるからだ。 予想もしていなかった事が起きる、人生とは本来そう言うものだ。 なので予想できてしまっている、想像できてしまっている事と言うのは、実は大した事ではないんだ。 どんなに大きな事を想像していても、想像してしまった時点で、それは大した事ではないんだ。 逆にどんな小さな事

          疲れると言う事は異常事態だ。

          疲れると言う事は異常事態だ。 本来、人間とは疲れない生き物だ。 いくら寝てなくても、いくら食べてなくても。 でも皆んな、疲れている。 何故か。 それは、自分の為だけに生きているからだ。 真に人の為に生きれば、人間は疲れない。 少しでも自分の為に生きると、途端に疲れてしまう。 世の中は、自分の為に生きる事が大前提とされている。 でも本来、人とは他の誰かの為に生きるものなんだ。 僕もたまには自我が出る。 自分が自分がと、思ってしまう時がある。 そうすると、

          疲れると言う事は異常事態だ。

          【悔しい日】

          【悔しい日】 昨日は一日、悔しい日だった。 色んな事がこれでもかと言う程うまくいかなかった。 こう言う日は、たまにあるもんだ。 もちろん即興やダンスは素晴らしかった。 それはいつもと変わらない。 問題はそれ以外の事だ。 まず一つは約束の場所を変えようとしたと言う事だ。 僕は沢山の人と同時に連絡をとっている。 そして出来るだけ皆の希望に添いたいと思っている。 でもそれが逆に皆の気分を害してしまう時もある。 時にはノーと言う事が必要だ。 なんでもかんでもイ

          【昨日出会った人】

          【昨日出会った人】 いや、もちろんみんながみんな一人一人が特別なんだけど。 昨日出会った人は特に異様だった。 バーで初めて見かけた時から、なんだか異様な雰囲気をまとっていた。 その人は友達と一緒に現れた。 コンサートで踊る前も少し話したが、踊った後の方がたくさん話した。 いつでもそうだけど、みんな踊る前より踊った後の方が話をしてくれる。 まぁ当然なんだけど。 踊らずに自分の魅力を伝えるのはなかなか難しい。 踊ってしまえば簡単だ。 とにかくまぁその人はしゃべ

          【昨日出会った人】

          【水の味】

          【水の味】 僕は毎日鼻うがいをしています。 1リットルを片方の穴づつ。 計2リットル。 これを朝と夜にやっています。 計4リットル。 さらに毎日お湯を1リットル飲んでいます。 これも朝と夜に飲んでいます。 計2リットル。 なので合計で最低でも6リットルは毎日水を使っていることになります。 使う水はいろいろ変えています。 なるべくよさげな水を買っています。 家にはまだ浄水器がないので買おうか検討中です。 ただどうしても旅をしていることが多いため、浄水器

          【出会いの瞬発力】

          【出会いの瞬発力】 昨日1日だけでどれだけの人に出会ったであろうか。 多分10人以上はいるはずだ。 そしてそのほとんどの人が即興に来てくれた。 全員がやったわけではなく、見ている人もいたが。 出会いと言うのは瞬発力だ。 まずは第一印象でほぼ全てが決まる。 第一印象が悪ければそこから挽回するのは至難の業だ。 もちろん可能ではあるけれど。 だから僕は誰にでも、笑顔でとびっきりの挨拶をする。 感じよく挨拶をされて、悪い気がする人はいないはずだ。 それからとにか

          【出会いの瞬発力】

          ハラパと言う街

          【ハラパと言う街】 来るまでは聞いた事が無かった。 サラパ?ジャラパ? 読み方すら分からなかった。 この地球上には無数の街がある。 全部で何個あるのかは知らない。 その中には知らない街だって沢山ある。 このハラパと言う街は人によって評判が違った。 良い所だと言う人もいれば、悪い所だと言う人もいた。 行き方を調べてみると、なんと直通の飛行機が一日に何便も飛んでいる。 そんなに便が良い場所だとは、ビックリした。 でもハラパにいる知り合いに聞くと、飛行機は飛ん

          仲間

          【仲間】 自分がキッカケを作っていると言うとおこがましいですが。 僕は即興を通じて人々が出会う様子を見るのがとても好きです。 中には十年ぶりに会ったとか、十五年ぶりに会ったとか言う人もいます。 即興がそんな人々の出会いや再会のキッカケになるのがとても嬉しいのです。 僕はただ風の様にその場を通り過ぎるだけですが。 その場所に住んでいる皆は、その出会いや再会を通じて今後なにか素敵な事が起こるかも知れません。 僕は世界各地でその様な出会いの場を創りたい。 ただいつも

          遊園地・2

          【遊園地・2】 〜前回の続き〜 彼の足を見た瞬間、僕は言葉を失った。 フクラハギとスネの間あたりが、ごっそりエグれていたのだ。 小さなアボガド一個分くらいはエグれていた。 骨まで見えているんじゃないかと思えるくらいだ。 彼の声と体は痛みで震えていた。 ひたすら「畜生!畜生!」叫んでいた。 何と声をかけたら良いのか分からなかった。 何をしたら良いのか分からなかった。 僕の頭は真っ白になっていた。 人生でこんなひどいケガを見たのは初めてだ。 彼は無線で他の

          遊園地・1

          【遊園地・1】 僕は子供の頃から遊園地が苦手だった。 まず僕は絶叫マシーンに一切乗れない。 高い場所が怖いからだ。 それから大きな得体の知れないマスコットも怖い。 突然鳴り響く大きな音も怖い。 遊園地に連れて行かれる度に、一体これをどうやって楽しめと言うのか謎だった。 某ディズニーランドでは、いる間ずっと泣いていた。 周りにあるもの全てが恐怖でしかなかった。 某エレクトリックパレードの最中では、唇を真っ青にして震えて泣いていた。 今でもあの曲はトラウマだ。

          【夢が一つ叶った】

          【夢が一つ叶った】 先日、僕の夢が一つ叶いました。 それはズバリ、パフォーマンス中に鼻血を出す事。 それは僕の即興の師匠のセンターの、三周年記念パーティーの時でした。 パフォーマンスをしてくれと頼まれた僕は、喜んでパフォーマンスをさせて頂きました。 衣装はメキシコで買ったナルトの暁のコート。 このコートのせいでは全くないのですが、パフォーマンス開始一分ほどで鼻血が出ました。 三滴ほど床に落ちました。 床の色が白に近かったので、目立つ目立つ。 師匠も含め僕の近

          【夢が一つ叶った】