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虫好き男子母の備忘録②〜虫ニガテの荒治療〜

男の子のママになると

突然新しい世界が目の前に広がります。自分は女だから、余計に全てが新鮮です。産まれてすぐおちんちんからおしっこが出るのもビックリだし、少し成長すると大抵の男の子は、電車や車の乗り物系か、動物とか恐竜系か、昆虫、魚、爬虫類系か、ウルトラマンや怪獣、戦隊ものか。だいたいこんな感じで分かれる気がします。うちの場合は、ウルトラマンと虫でした。 何にせよ、私にとっては未知の世界でした。

男兄弟がいれば多少馴染みがあるけれど

そうでなければ、そのどれにしてもが初めての世界というママも多いはずです。特に、昆虫となると苦手な人がほとんどじゃないかと思います。私も、弟がいたし、おてんばな方だったから虫だって子どもの頃は平気だったはずだけど、大人になってから虫なんてまるで興味もないし、触るなんてとんでもない感じでした。

きっかけは

こんなことがありました。
長男が1歳の頃の出来事。保育園にお迎えに行って、園を出ようとした時のこと。

夏になると道端に蝉が落ちていることがよくありますよね。その日も、息子が喜んで拾ってきました。
嬉しそうに『ママー!観てー!!!』と叫びながら、手の平に死んだ蝉を乗せて走って来ました。当然というか、思わず手を引っ込めた私を、保育園の園長先生にタイミング悪く見られてしまいました。その時の私は、ギョッとしてたと思うし、触りたくないーと分かりやすい顔と反応だったと思います。

『お母さん!!怖がったら駄目よ!!お母さんが虫を嫌いだと、子どもも嫌いになっちゃうわ。頑張って触ってあげて!』と園長先生。

ちょっとスパルタな感じで逆らえない雰囲気の貫禄ある園長先生だったのもあるけど、私も確かにそうかもな、と納得して、恐る恐る手を出して、息子から動かなくなった蝉を受け取りました。

蝉を真近に見たのは、いつぶりか!動かなくなった蝉を手の平に置いてみたら、思ったほど怖くありませんでした。

蝉そのものの見た目や感触や軽さもさることながら、命の儚さにも想いが及びました。《蝉って土の中に7年居て、土から出て来たら1週間しか生きないんだよね。なんか、すごいなぁ。》と。そんな感じだったと思います。ありきたりですが。

気持ち悪いと思っていた昆虫に対して、息子というフィルターを通したら、無条件に新鮮な気持ちが生まれました。不思議なほどに素直に。

意識の変化

この時に、自分の中の意識がガラガラッと変わり、《せっかくだから、この子と一緒に沢山発見したり感動したいなぁ。》という気持ちになりました。それまではどこか赤ちゃんと思って接していた息子を、1人の人間として見るようになりました。

この時の園長先生の言葉のおかげで、今につながっています。園長先生には感謝してもしきれません。

でも

長男は、それから動物や恐竜、トミカやウルトラマンに相当ハマり、昆虫は《普通に好き》くらいでした。
ダンゴムシを拾ってきたことや、蟻を踏みつけていて私が可哀想だよと言うことはありました。そんな調子で特段、虫だけ大好きではなかったです。
その後、突然昆虫フィーバーが来たのは年中さん、4歳の時です。それまでは、まさか我が家が昆虫館になるなんて思いもしませんでした。

・・・続く

これは息子2人とカブトムシやら沢山の生き物を飼った時の思い出の備忘録です。いつか読み返せるように。そして、これから虫好き男子母になるかもしれないお母さん(お父さん)にもお役に立てたら嬉しいです。

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