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デザイナー目線で見る決算説明資料 #22 (弁護士ドットコム/マクアケ/ANAホールディングス)

より良い投資家コミュニケーションの設計を目指す「IRデザイナー」が、ビジュアル・ワーディング・内容、3つの観点で気になった決算説明資料を毎週紹介していきます!
今回は、2020年10月26日〜10月23日に開示された決算説明資料を紹介します!

弁護士ドットコム株式会社(証券コード:6027)

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オンライン法律相談サービスを運営する、弁護士ドットコムの決算説明資料です。

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改めて弁護士ドットコムについての説明を見たのですが、直近1年間で法律トラブルにあった人の数は約1,648万人、そのうち弁護士に相談した人の割合は約2割とのことでした。

この資料を見て、弁護士に相談しない層はまだまだ多いことが伺えました。たしかに、なぜか弁護士は怖いとか、悪質!みたいに思う方、いますよね・・・!この層の意識を変えていくと、まだまだめちゃめちゃ伸びそうだな、と改めて感じました。というか、ぜひ意識を変えていってほしいです!笑

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80401/ba65ac15/8e0d/4c04/8b11/ec742367d8f0/140120201026408229.pdf


株式会社マクアケ(証券コード:4479)

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クラウドファンディングサービスのMakuakeを運営するマクアケの決算説明資料です。

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今回はリピート応援購入率を高く維持できる理由の図を取り上げたいと思います。

Makuakeは、リピート率が70%を超えるそうですが(すごい!)、その仕組みを、無限マークのような図で表していました。
これはリピート率を高く維持できる理由であり、Makuakeの大きな魅力・特長でもあることが分かります。

このように、利用〜再利用までのフローを無限マークで表してみると、自身のサービスにどこが足りないのかが見えてきそうです。
ぜひ真似したい図です!

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4479/tdnet/1892836/00.pdf


ANAホールディングス株式会社(証券コード:9202)

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青い色の飛行機でおなじみ、ANAホールディングスの決算説明資料です。

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4月から9月の事業別の動向が出ていましたが、ほとんどのグラフのY軸がマイナスのみの表示になっており、しかも国際旅客については-75〜-100%の間で横ばいです。ニュース等の報道で分かってはいましたが、グラフで見るとかなりの衝撃ですね・・・!💦

ちなみに、「座席キロ」「旅客キロ」という言葉が聞き慣れなかったので、調べてみました。(参照:用語集

座席キロ(Available Seat-Kilometers)
旅客輸送容量の単位。総座席数×輸送距離(キロ)。
旅客キロ(Revenue Passenger-Kilometers)
各有償旅客が搭乗し、飛行した距離の合計。有償旅客数×輸送距離(キロ)。

座席キロは旅客輸送力旅客キロは旅客輸送実績を示すそうです。航空や鉄道の決算説明資料を見る際には頭に入れておいたほうが良さそうな単位のようです。まだまだ知らない単位がたくさんです・・・。

https://www.ana.co.jp/group/investors/data/kessan/pdf/2021_10_1.pdf


今週の紹介は以上です!
私はいつもこの紹介記事を書く際に、適時開示情報閲覧サービス(TDnet)に掲載されている決算説明資料を参照しているのですが、先日、すべての企業がTDnetに掲載しているわけではないことに気が付きましたw😱
今週からは、TDnetに掲載されていないものも幅広く確認していこうと思います・・・が、全部見きれるかな〜😇

最後まで読んでくれてありがとうございます😆 みなさまからのサポートは、さらに頑張るための自身への燃料としてラーメンに変えさせていただきます!🍜 今後も楽しく読んでもらえたら嬉しいです😆