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少年院出身の青年との対話

↑ スマイルリング名誉理事の、ボクシング元ライト級日本チャンピオン 坂本博之さんと、代表の堀ちゃん。


 こんにちは😃北海道十勝から、児童養護施設・少年院出身の青年の自立サポートをしている団体 NPO法人スマイルリングで理事をしています。ののむら ちあきと申します☺️


 私には子供が居ない。

 しかし、ほぼ毎日のように、もし子供が居たならこれくらいかな⁈という年頃の青年達と、LINEをしたり、電話が掛かってきて、いろんな対話をする毎日を送っている。

 中には私を“お母さん”と呼んでくれる若者もいて、それはとても嬉しく思っている。とてもとても、本当に嬉しいことである。


 スマイルリングは、児童養護施設や少年院出身の青年を支援する団体なので、彼らは家庭…実の親との関係に何らかの事情を抱えていて、親との“縁”が切れている子もいるし、親から“逃げなければならない”子もいる。

 そんな青年達はどんな心情でいるのかというと、実は誰よりも愛情を求めているのが、対話から伝わってくる。

 当たり前の事なのだ。甘えたくてたまらない時期に、甘えていい人に、甘えることが出来なかった。


 「自分はどうして、こんな家に生まれたのか」


 そんな問いを、小さな頃から小さな胸の中で何百回、何千回も繰返し、暖かな“家族”を想像することすら困難だった彼らだったのだから。


 特に、少年院に入院していた青年と触れ合うようになってからの私は、彼らとの対話の中に出て来る“記憶”を一緒に味わうのだが、

 その間中、小さかった頃の彼らが、私の心の中で泣いたり怯えたりするのを、必死で抱きしめるような気持ちになる。


 彼らには、今からでも、沢山甘えて欲しい。

 沢山、褒めてあげたい。

 沢山、愛したい。


 彼らとの対話の時間は、とても可愛くて仕方のない本当の“息子”とのやり取りのようだ。


 一番癒されているのは私だ。

 彼らと出会えて、本当に良かった。



ここまで読んで下さりありがとうございました😊
NPO法人スマイルリング 理事 ののむら ちあき 

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