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きっときっとだれかはだれかのインフルエンサー

ときどき「あなたはわたしの人生に影響を与えてくれたんだ」と言ってもらえることがある。

すごく嬉しい。
「ありがとうございます^^」
と穏やかに返すけど内心は

「まーーーじで!?!?!?うっそーー!!!!うっれしいー!!ブヒョォォォォォォォォォwwwwww」
と伝えた相手が後悔するくらい調子に乗る。

でも正直、「影響与えてるんだよ、人生変えたんだよ」と言ってくれる人がいるということは想定内だった。

なぜなら、FacebookやTwitterやブログで自分の考えを外に出してるから。文章にするのが好きだから。自分のことを芸能人でもないのに「かわいい」とか「好きだ」とか公言する人もあんまりいないと思うし、自分に根拠のない自信を持てる人ってわたしの世代には意外とまだいないから目立つだろう。自分の好きなことややりたくってやっていることが、自ずと誰かの人生に影響を与えられるのは、わたしが持ちえている才能のひとつかもしれない。


「あなたはわたしの人生に影響を与えてるんだよ」とお伝えしてくれた人が何人かいるのでふと考えた。

人に影響を与えるということについて。


わたしが最初の記事でも言っていた、無骨で荒削りで痛々しかった二十歳の頃掲げていた人生の目標はまさしく「誰かの人生に影響を与えること」だった。「おりんは今後どうなりたいの?」と質問されたときに「わたしは、あなたのおかげで人生変わったのよ〜と言われる人間になりたいです!いい方向に影響を与える人間になりたいんです!」と答えていた。相手が怪訝そうに「それは具体的に何になりたいの?どういったことで影響を与えたいの?」と返されると言葉に詰まっていた。

中学から大学までは心理カウンセラーになりたかったから、相談者の心の悩みを解決して「あなたのおかげでわたしの人生が変わりました!」と言われるのが夢だったけれど、カウンセラーになるのは途中で諦めた。あなたのおかげで人生が変わった!と言われたい気持ちだけ、地縛霊のように残った。そんな気持ちは空中をさまよい、それを満たしてくれるなにかと出会いたかった。なにが…?なにを…?わたしは、なにになりたいの…?


そんな経緯で今はこのようにSNSやブログをしているのかというと、答えははっきりとNOだ。

誰かの人生に影響を与えたいという気持ちは、ぶっちゃけどうでもよくなって今はさっぱりと消えてしまった。
それよりも自分の好きなこと、やりたいことを素直にやっていこう。なにかになる必要はない。それでお金が稼げたら万々歳。誰かの役に立ったり誰かの人生を変えるきっかけになったら嬉しいけど、それは目的じゃなくていい。とにかくやりたいようにやっていこうという考えに至ったのは、わりと最近だ。

考えてみれば、人に影響を与えるって本当に些細だし、誰でもできるよね。多分わたしが子どもを産んで育てたら子どもは確実にわたしの影響を受けるだろうし、そんなことをせずとも生きてるだけで誰かに影響は与えているはずだ。親に、マブダチに、恋人に、先輩後輩に、いきつけのお店のオーナーに、Twitterでしか知らないあの人に、コンビニの店員に、バスで隣になった顔も覚えていない人に。多分ね。

それから「人生が変わった!」「影響受けた!」の自覚が本人にあるとも限らない。わたしだってはっきり人物をあげられるといったら、親、何人かのマブダチ、恋人、石島来太、キューティハニー、壇蜜、蝶々、ホリエモンくらい。


もし、自分がなにもないなとか、誰かになにかを残したいなとか、インフルエンサーになりたいなとか思っている人がいたらその人には「きっときっとだれかはだれかのインフルエンサー」という言葉を贈ります。ミーもですが、ユーもです。だから自信を持って自分が心地よい生き方でのびのびとやっていきましょう。


そうね。「自分のやりたいようにやる」って書いたけど、ブログはわざわざリンクを踏んで見てもらうものだから、これを読んでくれる人が少しでも明日のみんなのプラスになったらいいなと思いながら書いてます。

もし、影響受けてるよとかプラスになってるよ〜とかは引き続き言ってくれたら嬉しい。


「ブヒョォォォォオオオオオオwwwwwwwwwwww」
って言い出しても許して。



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