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早春の川越散歩 川越市立美術館→山崎美術館→川越熊野神社

3月初めの寒い日に半日の川越散歩。それにしても朝の散歩には寒すぎた。。

▼川越市立美術館
西武新宿線本川越駅から徒歩25分で川越市立美術館に到着。お隣の博物館は工事中。美術館は常設展のみで200円。
【第4期 日本画の革新―橋本雅邦から滝沢具幸まで―】
所蔵作品の中から日本画の歩みがわかるような展示。一番印象に残ったのは、川越の収集家・安齋羊造が収集した一辺6~8cmの小色紙型の絵画を126枚貼った小屏風。小さい画面に丁寧に書かれたそれぞれの作品も可愛いいし、屏風に仕立てた際の配置が絶妙で、しばらく眺めていられる作品。(「諸家詩書画張交屏風」(六曲一双;安齋羊造旧蔵))
安齋羊造:1853年~1938年、川越の旧家「安齋家」の13代目当主。明治~大正期に活躍した日本画家たちの交流を介して絵画を収集。
【相原求一朗記念室】
川越出身の画家さん。ごめんなさい。存じ上げておりませんでした。北海道の自然に魅せられて描き続けられたとのことで、美しい北海道の風景画が並んでいた。絵葉書を1枚購入。北海道中札内村に美術館があるらしいので、いつか行ってみた。
相原求一朗:1918年 - 1999年、川越の代々卸問屋を営む家に生まれる。37年家業に専念しつつも独学で油彩を学ぶ。48年から猪熊弦一郎に師事、田園調布純粋美術研究所に通う。50年新制作協会初入選。54年父の逝去により、会社を継ぐ。63年第27回新制作協会展新作家賞受賞(68年会員に)。65年銀座・日動画廊で個展、以後同画廊で多数開催。74年<第1回東京国際具象絵画ビエンナーレ>招待出品。87年埼玉文化賞受賞。92年川越市初雁文化章受章。96年川越市名誉市民になる。

『友好』(橋本次郎作)
おみやげ

▼山崎美術館
川越市立美術館から徒歩で15分程度。蔵造りの街並みが続く観光客でに賑わう地区の一角のお菓子屋さん・亀屋さんの店の裏にある小さな美術館。
川越藩の御用絵師だったという橋本雅邦の作品を中心に展示されている。その他、和菓子の型や亀屋さん伝来の雛人形なども。帰ろうとしたら美術館の方が「お茶とお菓子でも」と声をかけてくれて、美味しく頂いたのが、季節あんを和風チョコレートで包んだ「小江戸の心」。美味しかったので裏の亀屋さんで購入。

山崎美術館入り口
「小江戸の心」

▼川越熊野神社
山崎美術館から本川越方面に15分くらいで熊野神社に到着。入り口から想像するより境内は広い。可愛い八咫烏がお迎えしてくれた。烏天狗のお守りみくじ(1,000円)を頂いて帰路についた。

烏天狗のお守りみくじ


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