真田英幸

ペパボのminneで仕事中。https://minne.com/mag でカメラマンを…

真田英幸

ペパボのminneで仕事中。https://minne.com/mag でカメラマンを担当しています📷 仕事で撮影した写真やプライベートの写真を載せていきます。photographer / minne / https://www.hideyukisanada.com/

マガジン

  • ハンドメイド販売のための撮影教室

    ハンドメイドを始めたけれど、どんな写真を撮ればいいか分からないという人に、minneのフォトグラファーが伝えたいことをまとめています。

  • note ZINE

    noteを使って写真集のように写真を公開します。

最近の記事

  • 固定された記事

あなたの「ものづくりしてる姿」を撮影させてください。

僕は「ものづくり」を見るのが大好きです。 作品そのものを見るのも、もちろん大好きですが、 より魅力的だなと感じるのが、ものづくりをしている「人」です。 これまで「minneとものづくりと」の取材で、いろいろな作家さんや職人さんのアトリエや工房にお邪魔してきました。 作家さんのお話を聞きながらアトリエを見学し、 実際に作品が出来上がる工程を見ることができる。 ダダダダダッと、聞いたこともないような速さのミシン音にびっくりしたり。 カンカンカンッと、トンカチでシルバーを叩

    • 今すぐ電気を消して自然光で撮ろう

      「写真を撮るときは自然光で撮ろう」 よく聞く言葉ですよね。 minneでも初心者のハンドメイド作家さんには自然光で撮ることを推奨しています。 ではなぜみなさん口を揃えて自然光を推すんでしょうか? それにはいくつか理由があるのですが、 簡単に言えば一番コストが低く、初心者が扱いやすい光だからです。 自然光はお金がかからない自然光というのは太陽からの光なわけです。太陽の光を使うのにお金は必要ありませんよね。 すなわちタダで使うことができる、もっともコストが掛からない光なわ

      • minneの特集を見て写真の目を鍛えよう

        ハンドメイド作品の販売を始める際「どんな写真を撮ればいいか分からない!」という作家さんは、ぜひ先輩作家さんの写真をたくさん見て欲しいです。 そこでおすすめなのが、minneの特集です。 minneではシーズンやトレンドに合わせたテーマで作品を集めた特集を定期的に公開しています。 この特集に選ばれる作品は、minneスタッフがひとつずつ確認しながら、日々選定を行っています。 minneスタッフが選ぶわけですから、それだけ信頼できる作品なわけです。 作品自体のクオリティだ

        • シンプルな写真を撮ろう

          作品の情報が一目でわかる写真を撮るために。 ハンドメイド販売を始めた作家さんが、まず目指す写真はシンプルな写真です。 まずは作品以外のものを全て無くしてください。 小物は前回お話した通り。上手く使えなければただの邪魔者です。無くしましょう。 背景のために買ったかわいいレースも、柄物の布も無くしましょう。目立ちすぎです。 では背景はどうしたらいいのか。 まずは白だけで撮ってみませんか? シンプルに白色の背景で撮れば、作品の邪魔になりません。 白色の背景にただ作品が

        • 固定された記事

        あなたの「ものづくりしてる姿」を撮影させてください。

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        • ハンドメイド販売のための撮影教室
          8本
        • note ZINE
          3本

        記事

          なぜ写真を撮るときにモノを置かない方がいいのか

          「撮影の時に小物はどうやって置けばいいですか?」 「何を置けばいいですか?」 と聞かれることがあります。 わかります。小物を使って綺麗にスタイリングした作品写真って、とっても素敵ですよね。 でもそれは基礎ができた作家さんがやることです。 素人が簡単に手を出したらあかんきれいに小物を使ってスタイリングされた写真。 でも作家さんもすぐに素敵なスタイリング写真を撮れたわけではないと思うんです。これまで地道に基礎固めをしてその中で自分らしい写真を追求して行った結果、より素敵な作

          なぜ写真を撮るときにモノを置かない方がいいのか

          作品を売るための写真を考えよう

          売るための写真ってなんでしょう? 一番大事なのは、あなたの作品の情報が一目で伝わることです。 情報っていうのは細かくいうと これらの要素を写真を見たときにパッと一目で判断することができる。 それが売るための写真です。 minneには1,500万点以上の作品が登録されています。 その中で大量の写真を見ながらあなたの作品を見つけてもらうためには、 どんな作品なのか瞬時にわかることが1番大事です。 まずは見つけてもらわないと売れることはないので、この基礎を押さえるのは一

          作品を売るための写真を考えよう

          なぜあなたの作品写真はダメなのか

          minneでフォトグラファーとして働いています。 最近、知り合いがハンドメイド販売を始めたということでショップページを見せてもらったところ、 写真が、ものすごく、残念!!!!!!! 「これでは魅力が伝わらないよ〜」と話し、すぐに撮り直しをさせました。 minneで働き始めてから約7年。 思えば7年前も写真が上手く撮れず、困っている人がたくさんいました。 ですが、その状況は正直現在も変わっていないんですよね。 作家が増えればそれだけ撮影で悩む人も増えるわけです。 でも、

          なぜあなたの作品写真はダメなのか

          ものづくりを撮る、旅に出た。

          作業机を照らす光、ふわりと広がる木の香り、キャンバスに擦れる筆の音。 会いに行くことで感じるものがあります。 写真で伝えられるものに限りはあるけれど、できるかぎりを詰め込んで、シャッターを切る。 旅のはじまりコロナ禍がはじまり、作家さんを撮影できずに過ごしてきました。 それでも個人的な撮影ならば行けるのでは?と、いろいろと準備をし昨年のはじめ頃にこのような募集をしました。 「交通費をいただければ全国へ撮影に行きます。」 まだ中身の定まっていない中、想像以上の数の募

          ものづくりを撮る、旅に出た。

          わかったさんの連載で分かった。お菓子づくりで大切なこと。

          昨年、「minneとものづくりと」で一つの企画が立ち上がりました。 児童絵本『わかったさん』に出てくるお菓子を実際に作って再現する「わかったさんとつくる」という、連載です。 あれから約1年。先月にはシュークリームを再現した記事を公開し、これまでに合計8本の記事を公開することができました。 甘いものもお菓子づくりも好きな僕にとって、うってつけの企画。 そして何より、小さい頃に姉と一緒に読んでいた絵本を元にした記事を担当できるなんて。 嬉しくて記事が公開されるたびに家族に報

          わかったさんの連載で分かった。お菓子づくりで大切なこと。

          自分でつくったものを売るのに、ハードルはいらない。

          ぼくはminneで働きながら、ハンドメイド作家としても活動しています。 作家としては、活動を始めて丸6年経とうとしています。 この6年の間にminneで5つお店を開きました。 その中から、今は2つに絞って活動を続けています。 ぼくは昔から、物事を始めるときのハードルをものすごく低く設定しています。 興味が湧いたら「まずはやってみる」ということを、できるだけ大切にしているのです。 最初にハンドメイド販売を始めたときも、思い立ったその日にminneに登録して 「売るもの

          自分でつくったものを売るのに、ハードルはいらない。

          またフィルムの値上げ...。それでも僕はフィルム代80万を払って、撮り続ける。

          またフィルムが値上がりしました。 僕がフィルムを使って撮影するようになって3年ほど。 この間にじわりじわりと、値上がりは続けられてきたのですが、ここにきてKodakのフィルムが年始に大幅に値上がりしたのです。 僕は普段Kodakフィルムをメインに使っているので、今回の値上がりは正直痛い…。 このまま値上げが続いたら、撮影自体の回数を減らしたり、完全にデジタルへ移行しなくてはいけないかもしれない。 そんな不安を抱えつつも、今回の値上がり、実はちょっとした希望が見えるも

          またフィルムの値上げ...。それでも僕はフィルム代80万を払って、撮り続ける。

          僕が30年前のフィルムカメラを使う理由。

          デジタルカメラが主流になった今、フィルムカメラを使ってる人はどれぐらいいるのでしょうか。 僕は5年ほど前にフィルムカメラを初めて手に取りました。 森栄喜さんという写真家さんの写真にとても感動し、その写真たちがフィルムで撮られていることを知りました。 すぐにYahooオークションを使ってフィルムカメラを落札。 オリンパスのOM-2。これが僕が最初に手にしたフィルムカメラです。 制限された中で撮る フィルムカメラは撮影できる枚数に制限があります。 普段使うフィルムは大

          僕が30年前のフィルムカメラを使う理由。

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          note boys ZINE #3

          note boys ZINE #3

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          おうち撮影に。ブツ撮りで使える小道具8選

          「これからしばらくは家で撮影しなくちゃいけない!!」 緊急事態宣言が出て出社できなくなり、自分の仕事をどうやって続けるか。 みなさんもきっと考えたのではないでしょうか? 僕は普段、webメディア「minneとものづくりと」で日々公開される記事の写真を担当しています。 これまで撮影はオフィスで行うことが多かったのですが、緊急事態宣言後は自分の家で行うことになりました。 家でも撮影ができるよう、これまでにいろいろなアイテムを買い足してきました。 そんな僕が「撮影で使える

          おうち撮影に。ブツ撮りで使える小道具8選

          作家だった僕は、今minneで写真を撮っています。

          5年前、minneで初めて自分の作品が売れました。 自分のお店を作ってみたい。その願いはネットの中でびっくりするほどあっさりと叶ってしまいました。 最初に売れた作品のことについてはよく覚えています。 作品を登録してから2週間。毎日そわそわ過ごしていたのですが、その瞬間は突然やってきます。 「あなたの作品が売れました」 minneからメールが来たときは本当にうれしかったです。 ここから、僕の作家生活は始まりました。 あれから、5年。 僕は今、minneの運営側に回

          作家だった僕は、今minneで写真を撮っています。

          それでも僕は「手」を撮りたい。

          東京で緊急事態宣言が出てから1ヶ月ちょっと。 minneでは1月末から基本的に在宅ワークになったため、実際には4ヶ月近く、ほとんどの仕事を家の中でこなすようになりました。 ありがたいことに僕が撮影を担当しているwebメディア「minneとものづくりと」は、変わらずたくさんの方に読んでいただけています。嬉しい…。 先日もリモートワークで制作した記事に関して、プレスリリースを出させていただきました。 しかし、リモートワークということは完全に家のみで撮影するわけですから、撮

          それでも僕は「手」を撮りたい。