1日空いてしまいました。仕事始まりの4日（昨日）と今日のことをまとめて振り返ります。

昨晩は3年41日ぶり、つまり1137日ぶりに、とある歌手の方のバンドで演奏しました。10数年に渡ってずっと携わらせていただいておりながら、このように期間が空いたのは、もちろん"ナーコロ"のせいではあるのですが、それよりも先に少しばかり情勢が変化しており、その煽りも受けています。

バンドのメンバーに入れ替わりがあったり、小編成化されていたりと世情の厳しさを痛感しますが、ともあれ再始動の狼煙を上げる場に呼ばれたことは幸甚の至りです。

演奏終了後に夕食をというお話があり、私を含む4人でプチ新年会のような流れとなりました。その折は、この途方もない休止時間（というか一部私が外れていただけの活動もあります）がまるで嘘のように、かしこまった近況報告があるでもなく、以前同様、ただ笑い合いながら酒を飲みました（私は飲めないので飲みませんが）。

この日、現場では初めてdragonfly CHB5/345が稼働しました。用意されたベースアンプはMarkbassのLittle Mark4と同115キャビネットでした。

購入後、実戦投入する前から、過去記事の通り、弦を交換し準備しておりました。KenSmith弦のテーパーコアに張り替えたため、ブリッジのサドルを限界まで突っ張らしており、それでもまだ弦高が不足しているかもしれず、バズを心配しておりましたが、あまり気にならない結果に多少拍子抜けしました（「拍子抜け」とは面白い言葉ですね）。

あの楽器は非常にソリッドな鳴り方をし、ちょっと固すぎるかな、という設計の寄せ方が見受けられます。15インチ一発にツイーターは搭載されていても、結局他メンバーの生音にマスキングされ高域成分は殆ど聞こえなくなりました。それでも非常に安定した輪郭を保持しながら重量感のある音質を出せたことには感心します。

もっとも、この機種の売りがハムバッキングPUであろうと、シングルコイルにタップし、JBセッティングで使用したのが良かったかもしれません。少しHBも試しましたが、単体では全くソリディティが失われないものの、アンサンブルではモコモコに聞こえました。購入後すぐのインプレでもお伝えしたように、良いPUであることは認めますが、個人的にはシングルコイルの方が実戦で役立ちます。足元はMESAのバッファーをメインに、そのループにRisaコンプとボリュームペダルを挿入しています。バイパススイッチを省かれたコンプは当然掛けっぱなし、コンプノブは8時くらいと浅めに、ボリュームノブは12時くらいです。LEDでゲインリダクションの量を知らせてくれると大変有難いですが、モディファイは難しいでしょうか。

さて、昨晩の帰宅は本日の午前1時となり、本日は朝9時から都の健康診断を予約していましたので、起床後にシャワーを浴びてすぐに出掛けました。自宅へ戻ったのが10時半、12時に家を出て仕事場へ向かいます。全て終えて帰宅し夕食を食べ終えて、これを書いているのが現在です。時刻は23:18。

紅白歌合戦を支持する記事を数回残しました。昨日の朝目覚める時、私は夢を見ていて、それは秋元康氏関係の多数女子が群舞する楽曲の映像と、何かそれっぽいメロディーが脳を支配している、どちらかと言えば悪夢というか、呪いのような感触の悪さを残したものでした。白いロングスカートがひらひら舞っていた絵でしたが、どのグループに特定できるのかは不明です。

そこにある音楽は全て「商業音楽」と呼ばれるカテゴリーに属しており、それはエンターテインメントの中核を成していますから、批判すべき対象ではありませんし、私も大いに加担して生きていたためにそうする立場にはありません。それらは消費財であると共に、往々にしてその対価は人の生きる勇気や意欲へと変換されますので、そもそも「悪」であるはずがありません。

にも関わらず、だからこそ、ベンディングマシーンで売られるソフトドリンク同様、過剰な糖質を含有する中毒性の高い「摂取過多は危険」な「体に悪い」成分を少なからず含んでいると、私はその夢によって思い起こすことになります。その洗脳力は、私に警告を鳴らしました。なにがどう、という具体的な指摘は控えます。私にとって、そのような夢を見たことが、極端な言葉を選べば「おぞましい」のでした。女の子達にも、送り出す側にも、非があるとは言いません。私は、その場面を、おそらく一番集中力の低い状態、何らかの作業をしながら（たぶんキッチンからほぼ背中越しに）視聴していたのです。

というわけで、紅白歌合戦を受け入れた数日前までの自身を、今はかなりの強度で否定する自分がここにいて、これもまた軽い驚きではあります。