朝日新聞 若い世代の声 その1「余生は無遠慮の免罪符ではない」
朝日新聞の投書蘭に、時々「若い世代」というコーナーを見ることがある。タイトルの通り、ここには大学生くらいまでの世代からの投書を載せているのだけれど、しばしば、大胆な内容のものもある。例えば、8月31日付の、これはかなり過激な題だろう。
最近の老人は元気だ。人生において数々の「義務」を果たして自由な時間ができ、「余生」を満喫しようと考えることはもちろん結構だ。「これからは学問をたしなんで自己研鑽(けんさん)をし、おしゃれをし、好きな運動をしよう」。激動の時代を乗り越え支えてき