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オレンジ色からはじまるお休み。



部屋にオレンジ色の光が入っているのに、まだ起きたままの休日。


何してたっけって、何かをしていたはずなのに、思いだせなくて。
思いだしている最中にも、時計の針は進んでく。


オレンジ色の光よりも、部屋の電気の方が明るく感じたのなら。
このままでもいっかって思えるときは、そのまま。
のんびりしちゃうのもいいんだけど。


どちらかといえば。
ちょっともったいないなって思ってしまう。
日付が変わるまでには、まだあるって言えるのは、自分だけなのなら。
まずは、自分で言ってしまおう。


🍩


バックにスマホとお財布をつめこむ。
出かけようって意志を強めるために、着替えて、メイクする。


電車に乗り遅れると急いでいる朝よりも、とんとんとんと進んでいくメイクに。
本当は、出かけたかったんだなぁなんて気持ちに気付いたりする。


身体を休めていたおかげ、でもあるよ。なんて、今日の自分は優しい声をかけてあげられる。


とっぷりと暮れた街へ一歩踏み出すと、部屋よりも冷たくもおおきく息を吸いたくなる空気。


道行く家からは、美味しそうな香りと笑い声が聞こえてくる。
あたたかな光に背中を押されて。


🍩


ガサガサと大きな袋をもって、玄関につけば。
まだほんのりと温かさの残る部屋に、ほっとする。


こういう時、遠くにいくとか。
イベント事には行けないけれど。
あの時間から動けた自分を存分にほめたくなる。


くるりと家の周りをめぐり、ぶらぶらする。途中ならはお腹をすいていたせいか、野菜とお肉がたっぶりはいったおかずとほかほかご飯を持っていた。
夜だからこそのお買い得価格に、ついついね。


はやく食べようとコートを脱いでいると、思い出す、あの言葉。


オレンジ色の光から、スタートするお休みもいいよね。

うん。ほんとに、そうだった。
キラキラとした星の輝くあのサイト。
お休みエンドロール。


きっと、あのメッセージのおかげだ。


いつも読んでくださり、ありがとうございます♡