お腹もココロもみたされて、深まる距離がいい
だれかといっしょにいるとき、言いたい言葉がある。たくさんあるなかでも、食いしん坊のわたしは、この言葉だ。
おいしいねっ。
おいしいごはんをたべながら、そのおいしさを共有できること。だれかとご飯を食べているときの特権だ。ひとりでも言ってしまっているのだけどね。笑
でも、ほんとは。だれかといっしょにごはんをたべるのが苦手な方なのに、いっしょにごはんが食べたくなって、この言葉を言いたくなる。きっと、あの漫画の魔法なのかもしれない。
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『きのうなに食べた?』
読んでいるひとに問いかけるようなタイトルの漫画がある。
筧史朗(弁護士)と矢吹賢二(美容師)の「食生活」をめぐる物語です。
《きのう何食べた?公式サイトより》
ふたりは恋人同士でいっしょに住んでいる。そんな2人のお料理ができるまでをこっそりとのぞける漫画だ。
出てくるレシピとか、ちょっとした工夫とか、すごくすき。史朗さんのレシピでつくるポテトサラダとクレープは何回もつくったほど。
いまドラマにもなっていて、漫画とはちがった魅力がたくさんある。
はじめての人だとしても、オープニングをみたら、きっとそのままみてしまうだろうな。楽しそうなふたりにほっこりとしてしまうもの。
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原作のまんがもなんども読んでいるのだけど。
ドラマとして、映像になって気づけたことがあった。
おいしいって、たくさん言ってる!
史朗さんのお料理をたべてるとき。
賢二さんは何回もおいしいっていう。
どのお料理にたいしても、お菓子にたいしても。そのおいしいの言葉と、ほおばる笑顔に史朗さんは満足そうに笑うんだ。
たまに感想もいうのだけど、別に食レポみたいな感想じゃない。
甘辛しょっぱいのバランスがとれているだろうっていう、史朗さんのこだわりにたいして。
そういうの全然わかんないけど、とにかくおいしいって、素直にいってしまう賢二さん。笑
好きなもののときや、食べたかったもののときには、素直にいう。作ってくれてありがとうも、すっごくおいしいよっもたくさん伝えているんだ。
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いっしょに食べているとき、おいしいねって言いあえるのって、すごくいい。また一緒に食べたくなるもの。このひととおいしい時間をまた過ごしたくなるものね。
自分がえらんだお店だったり、お気に入りのお料理をだったらもっとうれしいし。
自分の作ったものなら、なおのこと。奮発していつも使わない調味料かったとしても、できるまでに何時間かかっても。また作りたくなっちゃいそう。つぎは、エプロンとかまでそろえてね。
誰かといっしょにごはんを食べるのが苦手。その理由は、何話そうとか、話すときのタイミングとか、食べるスピードとか考えすぎてしまうから。
だから、そんなときには、ふたりのことを思い出す。目の前のごはんをおいしそうに食べるふたりのことを。
だれかといっしょに食べるとき。たくさんお話するだろうけど、そのなかにたくさんのおいしいを言えたらいいな。
いつも読んでくださり、ありがとうございます♡