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ラジオで絵本(2024年2月22日)

2月2日安達祐子さんのお結びラジオに出演。
猫の日にちなんで、絵本作家ひだのかな代さんの『ねこがさかなをすきになったわけ』(みらいパブリッシング)をご紹介、読み聞かせ。

こちらの絵本はひだのかな代さんのデビュー作を復刊したもの。第15回けんぶち絵本の里大賞 びばからす賞 受賞作でもあります。

あらすじ

ねこがどうしてさかなをすきになったか知ってるかな
ねことさかなが繰り広げる 楽しくてちょっぴり切ない ひみつのおはなし。
むかしむかし ちきゅうのどこかの あるくにで
ねことさかなは なかよしでした。

「たのしいね。たのしいね」
ねこがおどって さかながうたう
「げんきをだーせーよー♪」
☆大好評「ねこちゃんしんぶん」もついてるよ! (=^・^=)

Amazon紹介文より

番組ではこの絵本の魅力を3つのポイントにしぼってお話してみました。

この絵本の魅力3ポイント

①インパクトのある赤い猫!
強烈なインパクトとパワーを感じる表紙。
あえてこの世に存在しない赤い猫にした意味は、この物語の中ではこの猫は地球上のはじめての猫なので、具体的なイメージをつけすぎたくなかったというひだのさんの思いがありました。
全体的に力強い筆使い、そこにある白い細い輪郭線が絵に独特の雰囲気をあたえています。

② ファンタジーとリアリティのはざまをせめている!
一つ間違うとちょっと残酷になるかも・・・(猫が仲良しの魚を食べる)という内容をしらけさせずファンタジーに仕立てている。
お魚が、消化されたりしないで「ぽわん」と消えるのがミソ。

③ 読後に考えさせるストーリー
深読みしていくと、この絵本は、楽しい絵本ってことだけじゃなくて、もしかして食育?それとも自らを犠牲にしても恩返しした猫?道徳風なお話?とどんな風にでも解釈できる。道徳的な押しつけではなく、よく考えたらそういうことかも・・・と思えるところが良い。

そんな3つのポイントを軸にお話しました。実は前日の夜にどうしてもお聞きしたいことがありひだのかな代さんに電話してしまいました。
夜に本当に申し訳ありません・・。あたたかく応えていただきましたかな代さんに感謝です。

この絵本を読み聞かせする時はさかなが猫のために歌う「げ~んき~をだ~せ~よ~」を読むのではなく歌うのがポイントです。絵本の見開きに音符が書いてあります。
上手く歌えなくて四苦八苦しましたがかな代さんに教えてもらい本番では無事?!歌えたと思います。

その他にもブックトークしたのですがそれはまたの機会に。
安達祐子さんの進行で安心してお話できました。いつもありがとうございます。

次は4月です。日程決まり次第またお知らせいたします。



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