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【あとがき】アンパンマン補完計画の連載を終えて

 先日、中学生の頃に書いた二次創作小説『アンパンマン補完計画』の連載を終えた。実は当時書いていたのは3部目にあたるQとエピローグまでで、この終わり方ではあまりに意味がわからなすぎると思い、今回連載するにあたって4部目を加筆した。

 言うまでもなくエヴァンゲリオンのパロディ作品だが、意図せず制作経緯まで本家に寄せてしまう形となった。なんと本家の序破Qシンの尺ともほぼ一致するような配分となっており、なるべくしてなったパロディとも言える。

 最終局面としては熱い展開になっているのではないか、と我ながら思う。未読の方はぜひ読んでみてほしい。


 正直、この『アンパンマン補完計画』はnoteに掲載するか迷っていた。なぜなら自分の二次創作のポリシーに反するからだ。執筆当時の僕は今よりも未熟で、何も考えずにこの物語を書いた。故に原作へのリスペクトがあまり感じられないほか、あまりにも突飛すぎる。

 しかし私のお気に入りの作品の一つでもあった。二次創作といえど、初めて書いた異能力ものだったのだ。その面では掲載したい気持ちで一杯だった。

 悩んだ結果、4部を加筆・修正することで少しでも自分が納得できる形に近づけるということにした。

 ダダンダンの登場、お決まりのセリフの挿入、補完計画の世界と本家アンパンマンとの繋がりの示唆。

 最後にできる限りの本家リスペクトを詰め込んだ。これは原作アンパンマンに対してだけではない。パロディ元であるエヴァンゲリオンへのものもある。

 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ』で描かれた主人公・シンジのイマジナリィの世界である海。これをアンパンマンのイマジナリィ世界として花畑を出した。もちろん海でも良かったのだが、元々書いていたエピローグのシナリオが花畑でアンパンマンとロールパンナが再会するものだったので、そこに修正は加えなかった。

 何より4部をしっかりと描くことで、いつか書きたいと思っている二次創作『シン・アンパンマン』(『アンパンマン補完計画』とは独立した別のアンパンマン二次創作)に繋げたかった。


 この『アンパンマン補完計画』という二次創作小説を踏まえ、今後の二次創作活動や自分のポリシーを次の記事でまた話したい。

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