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音のふるさと

先日3連休の中日に京都音楽博覧会へ行ってきた。通称”音博”。くるり主催の音楽フェスで、ずっと前から気になってはいたけれど、昨年初めて参加した。

今年の出演者のラインナップを見て、「絶対に今年も行く!」と意気込んでみたものの、そこからチケット抽選全敗。
何より今年はNUMBER GIRLの復活・音博出演でチケットの競争率が爆上がりしていた。泣く泣く断念して3連休を迎えたけれど、前日の夜SNSをパトロールしてみたところ、急遽チケットを譲ってもらえることになり、前日の夜20時から交通手段を手配し、ひとり音博に乗りこむ運びとなった。

高校生の時から色々なバンドのライブに足を運んできたけれど、どのバンドにもホームグラウンドがあるなと感じる。それは下積み時代にお世話になったライブハウスかもしれないし、憧れていた大舞台かもしれない。演奏する環境の違いはあれど、ホームグラウンドでの音楽は他の場所で聴くものとは格段に違う。

そして、くるりにとってはそれが京都なのだ、と京都音博では実感できる。
東京で聴くるりももちろん大好きだけど、京都のくるりはまあるくてトゲがない。
すっかり日が暮れて明かりが灯ったステージから、くるりの音楽が会場中に染みわたっていって、その空気感に包まれるだけで「ああ、今年も来てよかったな」と思った。

バンドの特別な舞台というのはバンドのファンにとっても特別な場所だ。その特別な場所で好きな音楽を聴くことができる嬉しさが充満して、より一層その場所の一体感を作っているように思う。
彼らの作る音楽を心底好きな人たちが集まっているイベントだから、とても安心して、音楽だけを純粋に楽しむことができた。

#くるり #京都音楽博覧会 #京都音博 #イベントレポート

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