沖縄に津波警報が出た日の覚え書き、の話。
4月3日、台湾近海を震源とする地震の影響で沖縄でも津波警報が出る事態になりました。最大30センチの津波も来ましたし、沖縄にいた全ての人達がびっくりしたと思います。
防災対策としての避難訓練は行われていましたが、災害は実際に来ないとわからない事も多いのだと今回で実感しました。
と言うわけで、感じた事などをまとめておこうとこの記事を書いています。
4月3日午前中の出来事
午前中……の3時間くらいでしたね、正確に言えば。
地震が起きる
9時頃、ラジオを聴いていたら与那国島で震度4の地震のニュースが入って来ました。沖縄島にいた私は揺れを感じなかったので、沖縄にしては大きな地震だな〜と思っただけでした。
津波警報発令
引き続きラジオを聴いていて、津波警報が発令されたと知りテレビをつけました。
沖縄島と宮古八重山に警報。東日本大震災と能登半島地震でも警報や注意報は出ましたが、今回は地震の震源が台湾近海(沖縄から近い)で深さもかなり浅い、とも知ったので緊迫感が違いました。
それでも、テレビの映像は何となく非現実的に感じましたね。
この時点でうちの家族は家に留まる事を決めていました。海沿いからは遠いし、何より避難するなら犬を車に乗せて行かなければならないので。
避難状況を知る
リアルに感じられたのは地元ラジオでの報道でした。
車で避難しようとした方が多く、国道58号線が大渋滞していたそうです。元々沖縄は地形的に高台が少なく(しかもそこが米軍基地に奪られていたりします)、避難出来る場所は限られています。
高い建物にいたり高層階に住んでいる場合は、動かないと言う選択肢もありますね。
那覇空港では飛行機の発着を止めてお客さん達を上の階に移動させたそうです。那覇港にはクルーズ船も停泊していたようですし、観光客の方々へのフォローも考える必要があるのでしょうね。
注意報解除へ
メディアから目(と耳)が離せない中、気象庁の会見と共に警報が注意報へ変更。そして、12時に注意報も解除されました。
この後も余震や津波が来る可能性あり注意せよって言ってたのに早いな!!とは思いましたが。
津波や地震への備えはどうする?
目の前に災害が迫って来ないと見えないものもあるんだな、と言うのが落ち着いた今の正直な気持ちです。
普段から出来る事を考えてみました。
避難場所や避難方法を共有する
これは家族や友人など近い関係の人と、です。
避難場所として指定されているところ以外に、近くの高層ビルや商業施設に行く場合もあると思います。こんな時にLINEなどのメッセージアプリが活躍しますね。
自宅避難と言う方法もありますが、行政による支援が受けられないケースがあるそうなので親しい人と繋がっておく方が良いと思います。
防災バッグや防災ポーチを作る
防災バッグはもちろん必要ですが、最近noteで良く見かけるようになった防災ポーチ(必要最低限の防災グッズを入れておく持ち歩き用)を持つのも役立ちそうです。
真っ先に入れたいのは、服用している薬の予備や食料(ポーチの場合はおやつでも)、お薬手帳や健康保険証や障害者手帳などのコピー、緊急連絡先のメモですね。
大きなバッグの場合は、数日分の水や保存食、着替え、衛生用品……入れておきたい物がたくさんありますが、持ち運んでも負担にならない重さが良いです。
ペットと一緒に避難する準備
犬や猫などペットと暮らしている場合は車での避難を選ぶ人が多いと思いますが、荷物の用意も必要ですよね。
犬の場合は、クレートやキャリーバッグ、数日分の餌や水、予備のリード、鑑札などが必需品でしょうか。お気に入りのおやつやおもちゃがあればそれも。
環境が変わると戸惑って落ち着かなくなる事が多いので、フォローは大切です(それは人間も同じですよね)
天災は忘れた頃にやって来る、なんてことわざがある通り、災害はいつ来るかわからないものです。ですが、災害についての関心が一番高まるのはその直後でもあります。
備えたい気持ちを書いておけるのも今のうち、ですね。
※ヘッダー画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借り致しました。ありがとうございました。
ちょこっとでも気紛れにでも、サポートしてくだされば励みになります。頂いたお気持ちは今のところ、首里城復元への募金に役立てたいと思います。