見出し画像

レジリエンス=回復力

こんにちは、看護師+アロマセラピストのyukinaです。
先日こちらの記事をお届けしましたが、

クマタイプの私は(笑)本日の記事も、午前中のクリエイティブタイムに執筆しています。なんだか自分の体質に合わせて生活していると、同じ24時間なのですが時間があるように感じていて、自分自身をみつめられる時間が最近少し増えているような気がしています。本日お届けする内容もそのおかげて気が付けたことです。

レジリエンス

仕事で環境保護について調べていると、必ずSDGsという言葉が目に入るのですが、その中でもこの「レジリエンス」という言葉が沢山使われているのです。英語を直訳すると、復元力、回復力という意味になります。

ストックホルムのレジリエンスセンターにおいてレジリエンスとは「(個人、森林、都市、経済といった)システムが継続的に変化し、適応していく能力」と定義されています。

私がこのレジリエンスを学びたいと思ったきっかけは、災害が増えてきたことが理由です。今回のパンデミックも災害の一つで、私のサロンにも精神的に追い詰められている方やこころの疲労を感じても回復することができない方が増えた時期がありました。

こころの回復ということに対して私は「話を傾聴する」ということがとても大切なことだと思っていましたが、今回このレジリエンスを大学で学び始め、お客様自身が「自分で回復をする手段を増やす」ということがとても大切なんだということに気づきました。

例えば精神的にストレスを受けた時、V時に一度気持ちがぐっと下がります。それをV時の跳ね返りと同じくらいきれいに戻れれば話は早いのですが、そうはいかないのが感情ですよね。持ち上がり方(回復のパワー)も人それぞれで、角度が緩やかだったり、シンプルな直線ではなく波となって回復へ向かう方もいます。ストレスの重さによって、この回復の波も形を変え、長さを変えます。それで良いのです。回復には様々な道のりがあります。

レジリエンスオリエンテーション

今、大学でこれを学んでいます。学んでいて驚いたことがあります。私は今まで、回復するのは個人の回復力の問題だと思っていました。しかし、周りの環境がとてもこの回復力に影響することを知りました。

疲れる大きな出来事があったとき、それをどう回復して適応するか考えることをレジリエンスオリエンテーションと呼びます。

レジリエンスオリエンテーションは3種類。①一人で達成する方法。②他者と達成する方法。そして③超越という方法です。

①ひとりで考えて、行動をして、変化を受け入れたり物事の捉え方を変える。それを主の回復力としている方。

②他者との関係を通して助けてもらい、辛さに共感を得たり、否定されたりして物事を見つめ、その物事を認める方法を選ぶ方。

③超越は「時が解決する」や「宝くじが当たる」など自分ではコントロールできない部分の力に任せ、回復や報われるのを待つ方法です。

どの選択肢を選ぶ方は今までの生き方や経験により変わると思いますが、選択肢は持てるだけ持っていれば良いと私は思っています。
回復力に環境要因(人との関係)が関係するのは選択肢②の他者との関係が増えるからです。私のクリニカルアロマセラピストという職業はこの選択肢②を支えるのが主だと思っていて、③の自分ではコントロールできない部分の待機時間を短縮することができないかとも思っています。①の物事の捉え方を変えるのもアロマセラピーは得意分野です。
私はポリヴェーガル理論という心理の部分でのワークショップを開催しています。感情は脳で感じているため、直接つながっている嗅覚を使うアロマセラピーがこころのコントロールに選ばれるのは必然です。

ちなみに宝くじを買って当たるという③超越を目指している私なのですが、まだ報われていません(笑)

色々なレジリエンスとまとめ

実はこのレジリエンスという言葉は経済や経営、地球環境などでも使われます。いろいろな問題を乗り越えながら生きていくためのレジリエンス。年齢を重ねていくと、経験値からいろいろな手段を持つことができますが、一番必要なのは柔軟性だと私は思っています。柔軟性があればたおやかに身を避けることができ、万が一障害物を受けてしまっても、自分がやわらかければ傷は浅くて回復も容易です。柔軟性を持つためにも、様々な回復方法の手段:レジリエンスオリエンテーションを持っていると楽で、そして乗り越えることができるのではないかと思っています。
本日もお読みいただきありがとうございました。yukina


関連する記事


いつもサポート頂きありがとうございます。メッセージも読ませて頂いていますので、メッセージも頂けると尚嬉しいです。新たな香り探しに使わせて頂き、執筆活動やアロマセラピーの発展に活かしていきます。今後もより楽しみながら活動していきますので、よろしくお願いいたします。