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20240428「円周を描く」

輪っかを描いて
繋がらないそれも
繋がるそれらも
同等に何かを目指している
中途半端だとしても
目指す所はそう
その先のこと
今始めていつになるかは
誰もわかってはいない
何度も繰り返し
正確に合うことはないのだろう
それなりに合致させ
はみ出たり行き過ぎたり
それらの日常では
当たり前のことなのかもしれない
円周を既に歩いている

遠くの海を見て
その先まで見越して
なだらかな坂を下っている
そんな気は一向にないのに
その先は見えて来ない
だからこそ向かうのだろう
続いているであろう所は
見たことない光景だとして
方々を訪ね
わたしを何処かへ附置する
乾いた喉を潤し
地面に眠って
夜明けを迎える
沈んだ日のひかりを待って
月はその夜を照らし
誰かが海を渡っている

よく知らないことばかり
知ってる風でわたしをごまかしつつ
よくある話しを耳にして
本当はずれていることで
辻褄を合わせながら
適当なところで丸くなるのだろう
一旦廻って繰り返しながら
その螺旋をつなぎ
別の所へと誘われている
偶発でも定石でも
踏み散らしたから
何処かへ繋がる道だとして
軌跡を歩みながら
その5月を過ごそう
ツバメが切り裂くその滑空で
場面は遠くの声を聞くかもしれない

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