snufkinsmile

こんにちはsnufkinsmileです。 日々の日記のようなものを書こうと思います。 …

snufkinsmile

こんにちはsnufkinsmileです。 日々の日記のようなものを書こうと思います。 日記みたいな、詩みたいな、エッセイみたいな。 よろしくお願いします。

最近の記事

20240427「多重露光」

何度も繰り返し それを見ている 綺麗に汚れたそれらをもって 断片を拾い 組み合わせつつ 輪郭を朧ながらに持つ その裏側は見えていないのに もう凋落しているかもしれない いやそれらを想像させて 自分なりのそれを描いている 何度も反復繰り返しては 別の切片を焼き付ける 大したことないけれど 積み重なる一瞬を多重に乗せて その時々のあなたを探そう きっとわたしは知ってはいない 勝手な解釈でもいい それが各々の違いの担保 わたしの代わりを誰かが補い 誰かの代わりをわたしが担う 自分

    • 20240426「今日一日」

      今日はまだ空いている 何をしてもいいと 自分を許し 誰かを許し すかすかな1日を過ごそう どれを選んで どれを捨てて といってるうちに秒が過ぎている 大切な何かを選び 選び損なったものを また後悔しながら それを伸ばして 別の所へ移動している 動物の静物の 理りを総べて 時を喰む 自由はまだまだあるだろう 適当にして 空いた時間を確保して 楽しむといい それが何だというかもしれないし 項垂れることもあるだろう けれどそれは未だ来ていないのなら 大きく息を吸って 大きく吐いて

      • 20240425「ベージュ」

        砂漠の色を移し 干からびたその亀裂で わたしは千切れるくらいに まだ残っている 苆を喰み 海からの塩分と 色味のない風で わたしたちを守る すぐに崩れるわけでもないが やがて朽ちては 地面に戻る 焼かれたそれらがあれば しばらくは持つだろうし そうでなければ 元に戻ろうとしている わたしの抜け殻を閉じて またいつかに開けるだろう どれとどれを繋げたら その接点とその接線 細かに見てみれば 更にその断層は 深く続いている 白さを塗し また濁る どれもが綺麗でいられない それで

        • 20240424「同調の呼吸」

          雨が降って 雨が止んで また静かになる 側溝の勢いはよく つばめの声が飛んでいる 田植えの準備で 休みもないが それでいい 誰から誰かへ そして誰も知らない わかってはいるだろうけれど そんなことには構わない 誰もが忙しく 誰もが遠く近くで 今日のことをしている 目を瞑って委ね 同調の呼吸をする 手に入れたからといって それが何なのかは 一向にわからない話しで 読み人に任せておけば 誤読の精度も研ぎ澄まされ 別の所へと接続されるかもしれない 例えの練習で 怖がる存在を見えな

        20240427「多重露光」

        マガジン

        • 202310
          4本
        • 202210 snufkinsmile
          31本
          ¥500
        • 202309 snufkinsmile
          30本
          ¥500
        • 202308 snufkinsmile
          31本
          ¥500
        • 202307 snufkinsmile
          31本
          ¥500
        • 202206 snufkinsmile
          30本
          ¥500

        記事

          20240423「深層情付」

          疲れたら眠れ 眠ったらどこまでも 踊りながら下へ いくつもの海流を飲み 更に沈下しながら 息もせずに深さを与えられる どれくらいの層を見上げ もう届かないくらいに その場所を忘れたら わたしの捜索を始めておこう どれもが未知ではあるが それもわかってるつもり ただ圧倒的な無知を持ってるだけ どれもがわたし以外 わたしもそれ以外 それでいいのだと どこかで気付いている とても静かで息を止める 詰まった液体に揺られ 前後左右上下 留まれない時間を廻し 螺子をもう一度巻く 剥がれ

          20240423「深層情付」

          20240422「零れた記憶」

          妄想の連続 気づけない過ち 何気ない嘘 答えきれない問い ないならそう そうでもそこに在る いい加減な風に当たり 見過ごせないため息を そっと掴み 柔らかな介入を降り 違う列車に今日も乗る 遠くからここへ そしてここから遠くへ 許されない何かを許し 網膜の全面に 何かが映っても それを見破ることもない よすがを焼べて しっかりこんがり 燃え立つそれを 風になびかせ 煙が棚引く それはそう いつかの外食 食べれない空腹で 餌を喰む 所々に斑点を認め 食べられる草を選ぶ その知

          20240422「零れた記憶」

          20240421「朝の呼吸」

          目を瞑って 静かにしている 呼吸を整え ひかりの強さと弱さ 美味しいのかそうでないのか 空気を取り込み また吐いて わたしのどこかを 意識している 聞こえる物音 どこかで誰かが そして鼓動さえ 大きくなって これからと今までを 自分に聞いて それでいて止まっているようで 何かが動き始めている わたし経由の物ものとして 経験した何ものかを既に持ちつつ 離してもいる 取り込んだそれらを整理して また戸棚を開ける ここに在って そこにも在る それでいて忘れたものさえ きっとまだ残

          20240421「朝の呼吸」

          20240420「珈琲の行方」

          泡の中に虹が出て 弾けながら それぞれが小さくなり 数えきれないくらい反射して 収まっていく 継ぎ足したのは わたしのせいで 捉えきれないのも わたしのせい すぐに飲み込みながら 熱さに苦味を加え どこからかきた 遠くの畑の実から 何を伝えようとしてるのか そんなことも知らないけれど 今日もそんなことばかり 朝の珈琲をいただいている それが何なのかを 知らないくせに 色々と宣うように あれこれを浮かべる 不確かさまでも含んで 数えきれないものの滴りで わたしのどこかに 記憶

          20240420「珈琲の行方」

          20240419「旅するごとに」

          旅するごとに 変わって行って どれを見て どれを躱し 拾えないものをも わたしに預け 糧とする 幾らばかりを持って 少しずつ減らしていく 足りなくなったら また足を伸ばし 栄養を蓄える 見聞きしたものを 全部は憶えてはいないように どこかで保存されうる 小さな欠片 どんなものでも存在している 眼差しの静けさで 朝を待って 夜を過ごす 眠ったままの夢を 小削ぎ落として 夢を喰む 地味を開き そこここを平らげ また別の所に種を撒く 報われないとしても 成長段階を示し 振り向きつ

          20240419「旅するごとに」

          20240418「今日も生きられるなら」

          今日も生きられるなら あれしてこれして 好きなことしたらいいのに そんな1日は 来るのだろうかと そう思いつつ 何秒かが過ぎている この時も あの時も これからも そんな日はあるのだろうけれど それは明日か今日か あるいは昨日だったのか それぞれの1日は どれだけのものなのだろう 何をしてもいいと 自分を許しておこう それが最後 もう最後なら きっととか さっととか すっととか さっさとすればいいものを 余計な物ごとがたくさんあって それでいて手放せないものも やっぱり多く

          20240418「今日も生きられるなら」

          20240417「遊んで遊んで仕事して」

          遊んで遊んで 仕事して仕事して 少し休んで また面白さを廻す 簡単なことではないけれど 気付いて来るなら もうちょっと先へ行こう 些細な傷なら問題ない すぐに修復できるから それも範疇の中 それでいてはみ出して また戻り 違うルートで 同じような感覚で遂行する 似たようだが違いが出て これも有りだとわかって来る どの道を選んでもかまわない 堂々巡りでも その都度に違いを感じ それこそが時間のこと さっきまでのわたしは きっと今のわたしではないのなら 別のわたしでもいいと思う

          20240417「遊んで遊んで仕事して」

          20240416「きっと静か」

          憂いと願いを混ぜ合わせ どっち着かずを交互に据え 気分の左右を選んで こっちかなって 進ませる 考えたことないようでいて いつもと違う方へ そっちでないよって どこかで教えてくれるのは 本能のどこか 何となくわかってるって そう思えるくらいに きっと静か 眠れるくらいに 漣の擦れ そっと触れるくらいに 息をしている ひとくち飲んで また生き返る それを繰り返せば 途端に出会す物語の続き 栞を挟んだ本を抱え 山々を見ながら 数ページを捲る しばらく目を閉じたら その向こうへ

          20240416「きっと静か」

          20240415「白黒と淡い」

          白いものを集め そこここに並べ それがどこから来たのか類推して もどかしいどこかを 漠としたものと捉える 確かに形あるもの それでいて霞んでは 層の厚さで手は届かない なのにわたしのどこかでは 既に気付いている 一針を進ませ 連結される一筋のひかり 目が眩むようで 薄暗がりを誘って 開けるようで 閉めるような 気配の佇まい 黒いものを集め そこここにないとするもの 在っては在るが 無いとすることもできる ただこちらが気づけていないだけ 広大でちっぽけで 晦ますままに漂うだけ

          20240415「白黒と淡い」

          20240414「フィール」

          何も考えていない ただ感じているだけ 思考はどっかに行ってしまって 目の前のことに 集中するわけでもなく うわの空みたいでも 身体が憶えているから あとは自動で良くなるまで それを続けている 1日のひかりの加減や 冷たさと暖かさ 体調とその日の気分 どこかで感じながら 大事な所は別に在って 近すぎず遠すぎず 適度な間合いで 遂行している 誰が命令するわけでもなく 誰かがお願いするでもなく ただわたしを通して 充たされる物ごとを 少しだけ増やして 継続と豊穣と破棄を続け ない

          20240414「フィール」

          20240413「水の宙返り」

          緑の中に飛び込み 泡にまみれ 息継ぎもせずに そのまま潜る しばらくすれば 視界が開けるだろうけれど 底に着くことはないだろう そう感じたなら そこで振り向き 蜻蛉返りで 上昇する 息が続かないのに 目も開けられず 空を目指すばかり ぷはっとはいて また飲み込む 辺りは静かなのに 浮かんでいる雲を見上げて 波に揺られ わたしのボートは 小さなお椀 小さな櫂もないのだけれど 湾曲に寝そべって 日がな一日を過ごす どこに行ってもいい 流されるまま 流されないまま ふっと浮かぶ

          20240413「水の宙返り」

          20240412「バーズアイ ブロッサム」

          黒墨を混ぜ 白を加え 灰を足して 乳を数滴 合わせられないもの また混濁したまま 雨に濡れて 風に吹かれ 晒されたものとして 風化を唱える 誘われたはずの隣人の声 遠くに聞こえる鳥たち どちらもかき消され 銃声の轟きで 身を隠している まだらな風景だとしても 苛立ちは隠しきれない 物ごとの推移と そんなこと知らぬ存ぜぬと 言うこともあるだろう 在ったかもしれないし なかったかもしれない 風化した岸壁で 雛たちが歌っている 詳かにほぐし 幸いの糧を得ている どこかに在って 啄

          20240412「バーズアイ ブロッサム」