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『脱中国』重要鉱物や政策を分かりやすく、面白く。

政策”という言葉は文字にすると、途端に眠くなってしまうワードです。
筆者もちょっと前までは政策という言葉と、それを調べた時に出現する味気のない堅い文字(主に政府系Webサイト)での説明が本当に苦手でした。
(ぶっちゃけて言うと、まだ苦手かも笑)ですので、今回はなるべく分かりやすくをテーマに『脱中国〛のアレコレを説明できればと思います。


昔から皆、心の片隅には思っていたけれどあえて表立って言語化してこなった『脱中国』というワードがここ最近、日本の素材業界でも飛び交っております。"サプライチェーンの安定化"とか"調達の多様化"とかビジネスの現場では様々な表現に置き換えられますが本質的には全て『脱中国』を意識したもの。そしてそれは国の政策に裏付けられた企業のトレンドでもあります。

筆者も本職で商社の営業をしておりますが、ぶっちゃけていうと「脱中国」をコンセプトに持っていく提案はほぼ100発100中の確立で前向きに話を聞いてもらえます。改めて、なぜ今時になって『脱中国』がこれほど取り沙汰されるようになってきたのか、重要鉱物の事例と中国の関係を具体的に示しながら、根本的な所を説明できればと思います。

一眼でわかる、世界の悩みの種。

2023 年の欧州委員会の調査によって世界の重要鉱物とその最大供給国及びそのシェアが公表されました。これを見ると中国の多いこと多いこと・・・

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そーなんだ化学+α

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