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ビブリオバトルで「転職の思考法」を紹介してきた!

ビブリオバトルの運営(会場提供)と参加をしてきました!

詳細なイベントの内容は別途投稿する予定ですが、本投稿では自分の話した内容を書いておこうと思います。
(なぜなら緊張して思ってたことの半分も話せなかったため…)

ビブリオバトルとは?

自分が読んで面白かった本を持ち寄り、順番に1人5分間でその本を紹介するというものです。それぞれの発表後には2~3分のディスカッションタイムがあり、内容をさらに深掘りしていきます。

今回は8人の発表者が集まりました。

全ての発表が終了した後は「どの本が一番読みたくなったか?」を基準として参加者全員で投票をで行い、『チャンプ本』を決めます。

※詳細は公式ページを参照

なぜ半分しか話せなかったのか?

ビブリオバトルは初参加なのですが、正直とても難しい!
LTだったり登壇をさせていただく機会はちょこちょこあるのですが、「スライドを見ながらしゃべれば抜け漏れがない」という資料の作り方をしているため内容をおぼえるということはしておらず…

ビブリオバトルはライブ感を大事にしており、カンペも非推奨なため苦しい戦いでした。

そんな苦しい状態での発表でしたが、

『チャンプ本』にえらんでいただけました!!!!!

単純に、僕のつたないプレゼンでも魅力が伝わったこの本のもつ力のおかげだなと感じています。
投票いただいた方も発表をきいていただいた方も、ありがとうございました。

もちろん他に紹介されていた本もおもしろそうなものばかりでした。いただいた図書券で買い漁ろうと思います!

発表内容フルバージョン

ということで、せっかくなので本の紹介のフルバージョンを投稿します。
「転職の思考法」はとてもオススメの本なので気になる方はぜひ読んでみてください。

■どんな本?
渡部です。よろしくお願いします!
さてみなさん、もし、今、ここで、会社をクビになったとして、すぐに転職する自信がありますか?
「自信はないなぁ」、もしくは「それはとても不安になるなー」と思う方はどのくらいいますか?(大部分が手をあげる予定)

これは僕も含めなのですが、手をあげた人はこの本を読むと良いかもしれません。今回ご紹介するのは「転職の思考法」です。

この本の著者は、この本を通じて、全ての人が「いつでも転職できる状態」となれるよう思考の軸を作りたい、そのカードを持てば今の職場も結果的に良くなるし、国も変わっていくだろうという思いで本を書いたそうです。
転職をする人は確実に、しない人も自分を見つめ直すためにぜひ読んでいただきたい一冊です。

この本では、タイトルにもある「転職の思考法」をストーリー仕立てで知ることが出来ます。物語の主人公は30歳のサラリーマン。際だった専門性も才能も経験もない。会社の業績も先細り。そんな彼が転職コンサルタントに出会い、転職に向き合ったときの葛藤と不安、選択や行動を通じ、その思考法を習得するという作りになっています。

転職の思考法とは何か?いろいろなトピックがあるのですが 、今回はメインの2つの軸についてご紹介します。

■マーケットバリュー
1つめは自分自身のマーケットバリュー。日本語では市場価値ですね。よく聞く単語なのではないかと思います。このマーケットバリューを決める要素は3つあって、技術資産、人的資産、業界の生産性です。

技術資産は職種に紐付く専門性、例えば僕でいえばソフトウェアエンジニアなのでプログラミングですね。もう一つは職種に紐付かない経験、例えばマネジメント経験などがここに含まれます。
人的資産は、一言で言えば人脈です。自分が会社を変えても喜んで力を貸してくれる人が社内外にどれくらいいるのか?
業界の生産性は業界の市場規模を従事する人で割った粗利。これが給料の源泉となります。

このマーケットバリューを高めていけるような転職が良い転職ですし、その様に働くことも重要なのだと思います。

■楽しんで働く
2つめは仕事を楽しむ、自分の好きなことを仕事にするという軸です。
人間には、「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいます。
99%の人間はbeing型なので、「心からやりたいこと」というものが無くとも悲観する必要はありません。

このbeing型の人間が仕事を楽しむためには、前述したマーケットバリューを高めること、その上で仕事でつく小さな嘘を最小化することが必要です。
自分が良いと思えないものを作ったり、売ったりするのはとてもつらいですよね?迷ったときに、自分に嘘をつかず、自分を嫌いにならない選択肢を選ぶこと、これが重要です。

自分を好きにならなければ仕事は楽しめないのです。

また、「心からやりたいこと」がない一方、「小さなやりたいこと」というものは誰でも持っています。
他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」、普段の仕事の中で「全くストレスを感じないこと」をヒントに探すと見つかるはずです。

そして、その自分の好きなこと、苦にならないことを「ラベル」にします。
理想が入っていても、まだできないことでもかまわないので自分にラベルを付けるのです。
例えば、毎日新しい人に会うのが苦にならない営業職の人は「新規開拓の鬼」というラベルがつけられそうです。
ラベルをつけたら、「そのラベルがより強固になるか」という判断軸で仕事を選んでいくこと、 これが自分のやりたいことを仕事にしていくコツです。

■さいごに
マーケットバリュー、楽しく仕事をするという2つの転職の思考法を紹介しました。
この他にも成長している市場の見分け方や転職エージェントの話、転職についてパートナーとどう話しあうかなどのトピックがあります。

転職だけではなく、会社で働くことそのものについて考えさせられる一冊です。

転職コンサルタントが最後に主人公に言う内容をお伝えして終わります。

「選択が失敗かどうかは、あくまで事後的にしかわからない。だからこそ、失敗につながる唯一の条件は「覚悟をきめるべきことに覚悟を決められないこと」

みなさんは仕事や人生に覚悟をもって臨んでいるでしょうか?
その覚悟を決めるためにも、この本をお手にとってみてはいかがでしょうか。

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