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出会い

最近の事を書こうと思う。

もっぱら自分語りになってしまい、なんのことなし。
ツイッターのつぶやきを長くしただけに他ならないが。
あぁ、、そうか。今はもうツイッターっていうのも死んだ言葉か。。

僕はバンドサウンドを聴かない。
おい、なんだ、急に。急に宣言か。
嫌いとかネガティヴな意味ではなくて、なんとなく聴かないのだ。

とはいえ、中学時代に初めて購入したCDは175Rさんだったし
はじめて覚えた歌はくずさんのムーンライトだったし
僕の部屋には今、再販だけどはっぴぃえんどさんの風街ろまんのレコードが置かれている。
何故かは知らないが見た目もよくバンドマンだと思われる。
強烈なタール値のメンソール煙草を好むベーシストだと何度間違われたか。
あぁ、そうだ。B‘zさんの正しい発音も知ってる。

そんなんで、僕もバンドサウンドに折々触れてはいて、距離は近いんだけど普段はそんなに聴いていない。なんでかな。。
きっとそれは僕の父親がビートルズやジェネシスを聴き過ぎていたからなんだろう。もう既に腹八分目感がいつも耳もとに在るのだ。

先日、しこたま飲酒をした。
もうすぐ40にもなろうというのに体を全く労わっていない。
きっと早死にするだろう。
そんな折、色々あって僕は今とあるバンドの音を聴いている。

SUPER BEAVERさん

いや。。正確にはSUPER BEAVERに所属する渋谷さん。かな。
おい、じゃあバンドの音じゃないだろ。となるけれども、、。
バンドっていうのの在り方と言いますか、、たまにありますよね。
全員で一個のなにかというよりかは、一人の天才の描く音世界があって、それを構築する為に精鋭が集まったと言う様な。。
僕にとっては、今の段階では後者の印象が強いのでそう綴らせていただきました。(実際には全然違うかもだけど)

渋谷さんのことは名実ともに有名な方であるので(当たり前じゃ!)、有線放送、メディア作品とのタイアップ、ネット動画などなど
様々な媒体で御姿とサウンドは拝聴していて既に存じ上げてはいたのですが、音楽はちゃんと聴いた事が無かった。
否、聴く気がなかったというほうが正しいですね。
もっといえば興味もなかったです。

しかし、僕がしこたま酒を飲んだことにより色々な出来事が発動し、なんやかんやで渋谷さんの歌声と向き合うことができた今をとても感謝して受け入れています。

人って誰でもそうだと思いますが、興味も関心もないことを他人から勧められてもそう簡単には手を伸ばしません。
例えば勧めてくれた相手が自分にとって大切な人であったとか、自分が尊敬している人、影響力がある人、、などなど自分にとってなにかしらの強力な後押しみたいなものがないと動かない。
一応、受け答えで有り難く受け止めますという態度はとりつつも、後々ちゃんとそれを実行する人なんてかなり少ないと思います。
いないとは言わないですが。

だからこそ、そうした何かのアクシデントで僕が今渋谷さんの音を聴いているという事実に感謝したいんです。
何故か。
それは、渋谷さんの紡ぐ言葉や歌声が否応なく胸を揺すぶったからに他なりません。
なんとなく、いいなとか、なんとなく、かっけーなっていうのはあります。
だけど、聴いた事のない歌を初めて聴いて、メンブレ起してる訳でもないのに自然と涙が溢れると言う事はそうそうない。
あぁ、、なんて素直な言葉を投げてくるんだろう。
音楽の力を借りて、自分の弱さ、情けなさ、不出来さを一切隠さず解き放ち、しかしその脆さから逃げずにしっかり向き合い、苦しみ、もがきながらも、未来を、愛を、人を信じて声高に歌う。
こんな素敵な音楽を鳴らしていた事に一切耳を傾けなかった自分のこれまでを、勿体ないと痛感する半面、今知れた喜びとこれから知ってゆける興奮に胸が躍りました。

なんだ、最近知った音楽がヤバかったってだけの話しか。

そうです。でもそれが自分の普段聴いている音楽と違うのであれば、出逢いの喜びというのも増すんじゃないかと思うんです。
僕直前まで大好きなOZROSAURUSさんのアルバム聴いて首振ってましたし。(知らんがな)


散文。

ですがそういう音との出逢いが嬉しくて、書き遺したくなりました。

ありがとう。

僕の人生にまたひとつ、素敵な音が増えました。


PS. いい加減小説を書きなさい。僕の中の僕。


自費出版の経費などを考えています。