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店を始めた理由。

私が

#焼き菓子屋そぼくな 。を始めたのは。

ただ、お菓子をたくさん焼きたかったわけではない。

焼き菓子が好きだから、

大量生産な売り方をしたくなった。

焼き菓子が好きだから、

その菓子を愛する方たちが好きだから、

甘さで誤魔化したくなかった。

安売りしたくなった。


10年間。

パン屋、菓子店、カフェ。

個人店も大きな店でも働いてきて感じたこと。

書きます。

それは

菓子を好きなはずなのに

菓子を大量に、

効率よく作り(大切な所作も、もちろんある)

大量に売りさばく。

その仕事の仕方は

【忙しい】という漢字、

同様、

心が亡くなっていて

忙しさゆえに

手作り、と訴えつつも

無機質な作業、

たくさん作らなきゃいけないから

無機質に添加物をドバっと入れ。。

とりあえず安い粉、

白砂糖を使って

とりあえず甘くすればいい、

膨らめばいい、

たくさん焼ければいい

色が奇抜やったらいい、という菓子作り。

(白砂糖グラニュー糖でなくてもメレンゲはできます。

これも砂糖業界の売り方よね。)

それを

無機質に機械的に売る接客。

結果、余れば

機械的に知り合いに渡したり、

食べたり、

捨てられる。。。

と、言う経験を

現場で、してきた。

(そこに実はあるのだろうか?)


それでも。

お客さんが手にとり食べる菓子や、パンは

大量に生産された子たちの

1個や2、3個。

だから、

やっぱり。さ、

こんだけモノがあふれて

選び放題の世の中で、

この店を選んで来てくれて

行動してくれたことは

本当に当たり前ではなく。

すごいことで。

有難いことなのだから

しっかりとお菓子を

作りたい。と感じた十年間でした。

けれども。

声をあげようとも

その店は私の店ではない。

だから結局意味がない。

とも痛感していた日々で。

何のために店やるのか?

何のために菓子を作り届けるのか?

疑問ばかりで。

私は、

ただ、素直に

食べてくれる人に

そぼくにお菓子を焼き、届けたかった。

それは先に述べたように、

ただ、焼いたー!のではなく。

その食べた後も

身に、心になる食べ物だからちゃんと向き合いたい。

’(結局どんな肯定で作られる食べ物であろうとも)


と、思ったら安売りはできなかった。

お菓子は。

究極食べなくても問題ないものです。

焼き菓子であろうとも。

でも

私はそこに魅力を感じる。

焼き菓子でも

#ハレの日  であってもいい。

そんなに食べなくていい。

けれども、

きっと、日々生きる中での

生きる糧にはなると思うから。

それなら

そのハレの日に

ちゃんと

最大限向き合って焼き届けたい。と思うのです。

そこに集中して力を注ぎたい。


でも、大量に売ることに必死の世の中。

そんな店ばかり。

(結果捨てる量もたくさんやけど、、、矛盾。そこになにが生まれるの?)


自分でやるしかない。と感じた。

だから店出した。

自分が思い描く店が周りになかったから。

菓子が好きだから。

ちゃんと向き合いたい。

素材に

菓子に

食べてくれる方に。

ねぇ、

たくさん作れてハッピー?

たくさん、買えてハッピー?

たくさん食べられたらハッピー?

そこに、実がなくても?

添加物や保存料たっぷりで

心ない疲れ果てた人や

機械的な作業でしか作られていないものであっても?


もう、

量じゃないと思う。

安いってことは

安い素材と

安い仕事の仕方だよ。

それ、ほんっとーーーーーーーーーーーに

素材が生きたおいしい菓子やと思ってる?

違うかな?


私は

飲食業が好き。

チームで一つの目標に取り組み

お客さんをも巻き込み

店を通して良い循環を広げていく。

その過程。

仕事でしか生まれない、

一生もんのたいせつな友達もたくさんできる。


でも。

心ある人ほど、

想いのある人ほど

この大量生産、安売り、の

ルールに、

雇われると

やられ

脱落していく。。。

心も体も蝕まれていく。。


このままじゃ、

機械的(人の作業でも機械の作業でも)

にしか生まれない食べ物ばかりになってしまう。

お洒落なパッケージばかりが

想いの込め方ではないと思う。

もっと中身をみた、

本質を貫くおいしいお菓子を食べてほしい。

そこに価値を見い出して。

食べてくれる方にも

働く側にも

作り手にも

良い循環を作りたい。

そんな想いで。

店をやり

甘さで誤魔化さない。

素材の味を最大限に引き出す。

パッケージでもごまかさない。

食べてくれる人の、

心と思考になるものを作っているのだから。

素直に、

そぼくに、

向き合い。

届ける。

これが

#焼き菓子屋そぼくな 。の

ミッションだとも思っています。

だから、

予約販売のみの

店頭受け取りや

ネット販売を主にしいます。

誰彼構わずに、

大量に作って売るのは

私の思考上、

想いや、力が分散してしまう。

ちゃんと、食べてくれる人に

精神誠意向き合おうと思ったら

このやり方が一番でした。


お店をオープンして

約5か月。

これからも

どうなるかわからないけれど

わたしは

想いをしっかりと込め

素材の良さを引き出し、

焼き菓子を輝かせ、

店と

お客さんと

私自身と

向き合いたい。

人生一度きりだもの。

熱をもって生きていたい。

届けたい。

こんな店を残したい。

と想って店やってます。


取り留めもない文章最後まで読んでくれてありがとう!



店のネット販売はこちらから↓

https://sobokuna0141.handcrafted.jp/

焼き菓子だって鮮度が命だと思っています。

なので冷凍便での発送になります。

焼き菓子だって生きている。

焼き菓子だって食べ物です。


焼き菓子屋そぼくな。

ゆ季

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