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経営課題の優先順位は4つの視点から整理する。

今、経営企画担当として、さまざまな経営課題に取り組んでいます。ほんと我ながらここまで幅広くやるかって感じなっています(笑)
まぁ、こういう状況は好きなので楽しくやっています!この環境に感謝ですね。経営会議でどの課題に取り組むかって話になることがあります。その中で気をつけなくてはならないなぁと感じることがあるのであげておきます。

優先順位をに常に意識すること。

経営会議をやっているとどうしても、大きなものから小さなものまでありとあらゆる課題が上がってきます。そうすると、優先順位がわからなくなることがよくあります。課題の山に埋もれてしまうという感じです。そんな時に、課題の優先順位を整理するのですが、評価軸を決めておくと整理しやすくなると思っています。これまでの経験上、以下の軸で評価すると整理しやすかったので、あげてみました。

1. インパクト

その課題を解決するとどれくらいのインパクトがあるのか。そのインパクトを定量化してみるようにしています。仮にわからなかったとしても、とにかく数値でおいてみることが重要だと考えています。基本的にはインパクトが大きいものほど、優先度が高くなります。

2.スピード

その課題を解決するのにどれくらいの時間がかかりそうかというのがスピードの概念です。仮にインパクトはそんなになかったとしても、サクッとやれてしまうものであれば、すぐにやってしまった方が良いかと。何か課題を解決することで組織的な成功体験にもつながることもあります。もちろん、スピードとインパクトはトレードオフになることも多いんですが、それでもサクッとやれてしまうことは意外にあったりします。

3.不確実性

全く取り組んだことのない課題に取り組むときには、その不確実性は高くなります。不確実性が高いということはやってみてどう転ぶかわからないということです。一方で、既存業務の延長線上にあるような課題については、ある程度解決の方向性が見えることも多いので、不確実性は低いと言えます。当然、不確実性が高い課題に取り組んだ方がインパクトが大きい場合が多いのですが、進め方を間違えてしまうと、かなり大きく影響が出てしまうこともあります。こういう課題に取り組む場合には、なるべく小さくテストをして、学習を細かく早くすることで、不確実性を下げていくことが重要だと考えています。

4.社内事情

実は社内事情が優先度に影響することはかなりあると思っています。他の3つよりもこれが一番と言っても過言ではないかと、、、社長の鶴の一声パターンですね。個人的には、この鶴の一声は、ムダに反論せずにサクッとやってしまうのが一番ではないかと思っています。昔は、上司から言われてことは反論せずにサクッとやってしまうようにしていました。結果が出なかったらそれ以上何も言われないですし、結果が出ればそれはそれでありあがたいなぁと思っていました。いかに最短距離で成果を出すかが仕事なので、そのためにうまく上を使うという感じですね。

優先順位は当然変わることもある。

大前提として、優先順位をつけながら進めるということは重要です。そして、優先順位は常に変わるものであるというのを理解しておく必要があります。経営はナマモノで1日1日で状況が変化していきます。その変化に合わせて優先順位も変わっていくものであるという認識でいます。最初に決めた優先順位にこだわりすぎて、必要な対応が後手に回るということは本末転倒です。そして、基本的には組織全体を見ているトップが一番全体最適を考えながら状況判断ができるものです。トップが優先順位を変えると判断した時にはそれに対して柔軟に対応できる対応力を持った方が経験的にはうまくいく場合が多いです。