学校で教えない大切な技術(7)改善は好きになる技術
はじめはそんなに好きじゃなかったけど、次第に好きになった。
道具だったり、人だったり、仕事だったり、対象は何でも良いですが、そうやって好きになることが日常に増えていけば良いですよね。
でもどうしたらそうできるのでしょう?
それは知らず識らずのうちにやっている「改善」です。
試行錯誤して少しずつでも良くしていくのが改善。その改善を繰り返して発展を実感すると自己有用感を得られます。自分の発想や労力の成果が現れた物事に愛着が湧くのは自然なこと。それが好きになるプロセスです。
例えば毎日使う家具。
週末に掃除をしたとしましょう。
ホコリを落としたら汚れが目立ちますね。
その汚れを落としたら傷が目立ちますね。
その傷を補修したら今度は色ムラが気になります。
色ムラを目立たなくしたら次は艶が欲しくなります。
そうして磨いて艶感が出ると、なんだか達成感を得られます。
ホコリまみれで汚れた家具が、綺麗になった姿を見るだけで嬉しくなる。
そりゃそうです。自分の美意識とマッチングしたのですから。
そういう物事はもはや自分らしさの一部になります。愛着を抱くのも当たり前。そして改めて長く付き合おうという気持ちになります。
改善とは、こうして好きになる技術です。
逆にいくら頑張っても良くならない。そうなると人は絶望して無力感に苛まされます。その状態が続くと今度は生きること自体に絶望してしまいます。
だから、発展の希望を感じるものを身近に揃えて、日々改善を繰り返そう。すると愛着が湧いて、自分を好きになって、生きることが楽しくなります。なんでもそうです。だけど無理はしないでね。
心と身体をほぐすように、ゆっくりジワジワ盛り上げていく大好きな曲。
90sクラブを思い出すね。
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