見出し画像

梅雨から初夏にかけての健康管理

 いぬとねこが健康であるように・・note57

 縦に長い日本はこの時期、寒暖の差が非常に大きな時となります。真夏のように暑くなったり、上着が必要なくらいになったりと体調の管理が難しい季節です。
 犬にとっても、猫にとっても、湿度が高くなるこの時期は体調を崩しがちになりますので、どうぞお気を付けください。

■食事

 カビが生えたり、食物の変質・腐敗がおきたりする時期なので、与えるときには十分に気をつけなければなりません。特に防腐剤などを一切使用していない「クプレラ」「komoro鹿肉フード」はできるだけ置き餌をしたりせずに、食べないときにも早めに片付けてしまうようにします。
 また、食器もその都度洗って、清潔に保つようにしましょう。
開封したペットフードは保存容器(タッパーやチャック付きのビニール袋)に移し替えるのも一手です。そして、冷暗所や冷蔵庫で保存します。
 わたくしは昔の「茶箱」を利用して、上をピンチ(クリップ)で止めて袋ごとしまっています。段ボール箱に入れっぱなしですと、段ボールは紫外線を通しますので、酸化を早めることになります。注意しましょう。
 気温の上昇に伴い、食欲が落ちてしまう犬猫もいます。このようなときには消化器官が弱っているので、無理をせずに量を減らすか、お粥食(白米のみ)を作るか、半日~一日くらい断食をするのも一つの手です。C&R「ベジタブルエンザイム」も効果的かと思います。
 水はまめに取り替えるようにして、いつも新鮮なものを飲めるようにしておきます。

■運動(散歩)

 梅雨の間は晴れの日も少なく、ヒトも犬も外に出るのを控えがちです。しかし、小降りの雨だったら運動に連れていきましょう。犬用のレインコートを利用すると便利です。また、長毛犬では、足の周りや腹部の毛が泥で汚れやすいので、コンクリートやアスファルトの上を歩くようにしたいものです。
 この時期運動不足にならないように、晴れているときにはできるだけ外へ連れ出してストレスを発散させてあげましょう。
 これは、高齢の犬でも同じです。外界の刺激は人間が思う以上のものがあります。ゆっくりでも良いですし、距離は短くても大丈夫です。外へ連れ出し、よそのヒトに会い撫でてもらい、よその犬に遭いお尻のニオイを嗅いで挨拶をし、色々な出会いを通して精神が奮い立つものです。
 散歩が終わった後は濡れた部分をよく拭いて乾かし、毛玉ができないようにブラッシングします。
 梅雨の合間もでもかなり暑くなるときがあります。日射病・熱射病に罹る犬や猫が多くなります。犬は体高が低いので地熱を受けやすく、私たちが感じている以上の暑さを感じています。ですから、暑いときの散歩は、朝は日が昇る前の7時頃まで、夕方は6時以降に行います。地面が暑くないかを手で触って確認しておくことも忘れずに。

■手入れ 

 梅雨の時期は、湿疹などの皮膚病に罹りやすいものです。身体が濡れたままにしておくことは厳禁です。しっかりと乾かして、皮膚の状態をよく見てください。
 垂れ耳の犬や猫は耳の中が蒸れやすく、外耳炎を起こしやすいものです。外耳炎は処置が遅くなればなるほど、治癒するのに時間が掛かります。耳の中のチェックは忘れずに!「イヤーリリーフウォッシュ」が耳の洗浄にお勧めです。
 ノミやダニが繁殖する時期なので、予防のためにも普段よりシャンプーの回数を多めにしましょう。シャンプーは「ハーブ」の入ったシャンプーがノミダニが嫌います。シャンプーをした後はドライヤーでよく乾かします。
C&Rハーブシャンプー」や「ティツリーオイルシャンプー」がお勧めです。サプリメントとしては「C&R Bイースト」(ノミダニ忌避の効果)がございます。
 

■日射病・熱中症

 日陰がないところに長時間つながれ放しにされたり、炎天下のもと車内に入れ放しにしていたり、室内でも直射日光が当たって暑すぎる部屋では、熱中症に罹りやすくなります。 失神したり、呼吸困難になり、症状は急激に現れます。直ぐに水を大量に含んだタオルでくるむか、冷水のはったお風呂に入れて、体温を下げる必要があります。処置が遅れると死に至る病気です。また後遺症もある場合がありますので、獣医師に診せてください。 


■花火・雷

 夏になると、近所で花火大会が開催されたり、突然暗雲が垂れ込めて雷鳴が轟いたりと、普段では聞き慣れない物音がする時期です。音に敏感な犬や猫は、ヒトがキャッチできない音にも反応します。中には食事も喉を通らずガクガクと震えだしたり、クンクンと鳴きだしたりする子もいます。子犬猫の頃からの経験も多少なりと影響していると思われますが、そばによって「大丈夫だよ」と声をかけ、抱きしめて、寄り添ってあげてください。安心させることが一番です。
 注意することは、雷が来ているときは決してドアや窓を開けないことです。パニックになった犬猫が飛び出していくことがあります。
コンフォートカルム」という気持ちを落ち着けるサプリメントもあります。

いぬとねこの健康食品の店ソフィア 代表池田

※日頃から、健康面、食事のことなどでお悩みがあれば遠慮無くお申し付けください。お待ちしております。


最後まで、お読み頂きありがとうございました。少しずつですが、継続して載せていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。