ソフィアikeda

犬と猫の為の健康食品の店『ソフィア』代表池田がコラムを書いています。 ペットの健康・食…

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犬と猫の為の健康食品の店『ソフィア』代表池田がコラムを書いています。 ペットの健康・食事相談のカウンセリングをしながら、ペット用品の通信販売を行っています。 著書:飼い主の知らないドッグフードの中身 そのペットフードが病気の原因かもしれない ・ペット関連の講演 ・ペット用品の卸業

最近の記事

走るの大好き たった たった た♫

いぬとねこが健康であるように・・note64  うちの子(ミックス小型犬12歳)が、散歩中わたしの前を駆け抜けていく姿が好きで、そんな時童謡の「はしるのだいすき」が頭の中で流れます。 「走るの大好き たった たった た 土をけって 草をけって 風をけって たった たった たった たった面白い♫」  彼が駆けている姿を見ると、「今日も健康だ、元気だ」と安心できるからです。 ■ロコモティブシンドローム(運動器症候群)   2007年日本整形外科学会が提唱した【ロコモティブシン

    • 犬猫の一日・ヒトの一日 改訂版

      いぬとねこが健康であるように・・note63  この冬も何人かのお客様のパートナーが虹の橋を渡ったことを伺い、心を痛めております。また今現在闘病中の方からもお電話をいただき、対応させていただいております。  いくら暖冬とはいえ、やはり冬と夏に体調を崩すパートナーが多いのは事実です。皆さまもどうぞお大事になさってください。  闘病中の方のお話しですが、 「立ち上がっても、よろけて倒れる」 「下痢が続いて、心配だ」 「食欲が無くなり、手を替え品を替え食べられる物を探し探しして

      • やはり食べることが基本です

        いぬとねこが健康であるように・・note62  このところ立て続けに、同じようなご相談を頂戴しております。 「最近めっきり食欲が落ちた」 「食べても戻してしまう、どうしたら良いのでしょうか?」 「水を飲んでも吐く、食べ物も吐く、みるみる痩せてきています」  このような飼い主様の悲痛なお気持ちのご相談をお受けしています。どの子も概ね高齢か、重篤な病気(悪性腫瘍、腎臓病や肝臓病)を患っている犬・猫です。  飼い主にとって、愛犬・愛猫が食事を摂ってくれないというのは、とても心配

        • 若返りのビタミンがあれば・・

          いぬとねこが健康であるように・・note61  秋と春は、出産・子育てのシーズンです。  散歩をしていると、何頭もの新人=子犬の公園デビューに出会います。彼らは相手が大型犬でも、うちのような初めての犬にも全く臆せずに、しっぽを振り振り、姿勢を低くしながら近づいてきます。 「私はあなたに全く敵意はありません、だから仲間に入れてくださいね。いじめないでくださいね。」とでも言っているような仕草です。  そしてうちの子が受け入れてくれると知ると、子犬はペロペロと顔を舐めだします。

        走るの大好き たった たった た♫

          犬猫の睡眠を考える

          犬と猫が健康であるように・・note60  ヒトの「睡眠障害」について、何件かのお問い合わせがありましたので、ここではパートナーの眠りについて書いてみようと思います。  ヒトでは「不眠症」「浅い眠り」でお悩みになっている方がとても多いようですね。  ■大きくならない犬  以前、ペットショップで購入された大型犬が、「大きくならない。中型犬のような大きさのままだ」という問題が、ペット業界で広がったことがあります。一年経っても二年経っても大型犬の大きさにならないので、ショップに

          犬猫の睡眠を考える

          高齢の犬猫に気付いてあげたいポイント

          いぬとねこが健康であるように・・note59  今年の夏は酷暑と呼ばれくらい酷い暑さでした。  30℃以上の真夏日の連続記録を塗り替えたほどです。それほどの暑さですから、「熱中症」に罹る人も多く、ご高齢の方がその為に命を落とされたようです。屋内にいても「熱中症」に罹る方が多くいらっしゃいました。  それは何故かと申しますと、ご高齢の方は暑さ寒さの感度が鈍ってきていて、部屋の温度が上がっていてもそれに気付かずにいて、屋内で熱中症に罹ってしまうそうです。  私ごとですが、実家

          高齢の犬猫に気付いてあげたいポイント

          開けてみないと分かりませんと言われても・・

          いぬとねこが健康であるように・・note58  獣医さんからこんな言葉を聞かされることは無いでしょうか? 「開けてみないと、はっきりとした事は分かりません」と。  それを聞いた飼い主さんの多くは、心が張り裂けそうになると思います。「全身麻酔」「手術」「入院」「(腫瘍の場合)悪性だったら・・」「費用」「高齢なので耐えられるか?」などなど・・、いろいろな言葉や思いが頭を駆け巡ります。ショックで何も考えられなくなる方もいらっしゃるかも知れません。  それだけ、この言葉は飼い主に

          開けてみないと分かりませんと言われても・・

          梅雨から初夏にかけての健康管理

           いぬとねこが健康であるように・・note57  縦に長い日本はこの時期、寒暖の差が非常に大きな時となります。真夏のように暑くなったり、上着が必要なくらいになったりと体調の管理が難しい季節です。  犬にとっても、猫にとっても、湿度が高くなるこの時期は体調を崩しがちになりますので、どうぞお気を付けください。 ■食事  カビが生えたり、食物の変質・腐敗がおきたりする時期なので、与えるときには十分に気をつけなければなりません。特に防腐剤などを一切使用していない「クプレラ」「k

          梅雨から初夏にかけての健康管理

          おう吐するとき

          いぬとねこが健康であるように・・note56  春先から、「愛犬猫がおう吐するので心配だ」というお問い合わせを何度いただいたでしょうか。今年は特に多かったように思います。  ここで問題にするおう吐の特徴とは、 ①おおむね朝の早い時間、明け方、朝飯の前に嘔吐する。 ②中には夜におう吐することもあり。 ③吐瀉物は胃液のみが多く、黄色もしくは透明の液体のみをおう吐 する。  以上のような、傾向があるようです。  胃けいれんを起こしながらのおう吐や何度も繰り返す食あたりのようなおう

          おう吐するとき

          愛犬・愛猫の死と向き合う

          いぬとねこが健康であるように・・note55  「膀胱ガンで手術をしましたが、その後抗ガン剤ですっかり弱ってしまいました、今後の対処法を教えてください。獣医さんには余命一年と宣告されましたが、一日でも、一時間でも長く生きてくれるような延命のためのものは何かないでしょうか?」といった内容のお問い合わせがありました。飼い主様の切々としたお気持ちが伝わってまいりました。  ガンを含めた、重篤な病気のお問い合わせは確実に増えています。電話の向こうで泣いていらっしゃる方もおります。

          愛犬・愛猫の死と向き合う

          食い付きが悪くなったというお問い合わせ

          いぬとねこが健康であるように・・note54 お客様からお問い合わせをいただきました。 『最近食い付きが悪くて、悩んでいます。いい方法はありませんか?またドッグフードを替えてみようかなと思うのですが、同じクプレラにしたら良いか悩んでいます。』(この方は2歳の小型犬をお飼いの方です) このようなお問い合わせは始終承っております。わたくしが思うに、お一人のお悩みは百人のお悩みではないかと常々考えておりますので、こうして公開することによって、同じようにお悩みになっている方の参考

          食い付きが悪くなったというお問い合わせ

          大きなお便り-大便について-

          いぬとねこが健康であるように・・note53  毎日毎日パートナーのお世話をしているとふれるものに「大便」があります。  まずお伝えしたいのが、どうぞこの大便を「汚いもの」「臭いもの」「面倒くさいもの」と一蹴にふさないで欲しいということです。確かに毎日セッセと片付けなければならないものですが、この大便を毎日観察することで、ペットの健康状態をある程度把握できるのです。  大便は「大きなお便り」と書きます。身体の中からのお便りだと思ってください。健康体であれば「元気だよ!」と

          大きなお便り-大便について-

          口の中の善玉菌=K12菌

          犬と猫が健康であるように・・note52  高齢のご愛犬、ご愛猫の健康相談でよく出てくる話が、「歯が何本か抜けた」「うちの子は歯がないので堅いものが食べられないんです」という話しです。  うちの子(ミックス犬11歳)も犬歯が何本か自然に抜けました。わたくし自身も「歯」や「歯周病」「口臭」については悩んでいるのが正直な所です。  そこで改めて、口腔内のことを一から考えてみようと思い、「デンタルケアを考える」シリーズを書いていこうと思います。  調べていくと、口臭や歯周病を侮っ

          口の中の善玉菌=K12菌

          耳の手入れ

          いぬとねこが健康であるように・・note51  このテキストをお読みの方は、パートナーの健康に気を使われている方が多いと思います。病気にならないように、病気にさせないためにと食事やサプリメントに配慮するのも大切ですが、日常のお手入れもとても大事です。  飼い主様がお風呂に入って清潔にするように、パートナーの「耳の手入れ」「歯の手入れ」「シャンプー」「涙目の手入れ」・・などは、病気予防の第一歩です。トリミングにだすこともあるでしょうが、全てお任せでは愛犬・愛猫の変調が見えなく

          耳の手入れ

          総合栄養食というイメージの落とし穴

          いぬとねこが健康であるように・・note50  ペットフードの分類で、「総合栄養食」という言い方をするものがあります。  例えば、クプレラのペットフードは全て「総合栄養食」と銘打たれております。市販のペットフードの多くは「総合栄養食」です。  今回は、この総合栄養食について、考えてみたいと思います。  まずペットフードは、その目的別に以下のように分類されています。 ■総合栄養食  そのフードと水だけを与えていればペットの栄養がまかなえるフード。総合栄養食と表記するためには

          総合栄養食というイメージの落とし穴

          肥満を考える

          いぬとねこが健康であるように・・note49  肥満=この話題は、飼い主様としても自分のパートナーが、肥満だとは他人には言われたくないという心理が働くようです。  先日、大型犬の飼い主さんと話をしました。太り気味でしたので、体重をお聞きすると標準体重より5~10kgくらい上でした。  しかし、飼い主様はさかんに「うちの子は太って見えるでしょうけれど、シャンプーをしたばかりなのでふんわり見えるのよ。」とおっしゃっていました。  また別の大型犬の飼い主様も、その子は標準よりナン

          肥満を考える