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おせち作りとそばから思うこと。/2023年もありがとうございました。

大晦日。

おせち料理のうち、田作り・たたきごぼう・松前漬け・れんこんの甘酢漬けを作った。

なんか茶色っぽくて地味かも…(笑)。
作らない年もあるし、まあ作っただけでもヨシとしよう。

あとは購入したかまぼこと伊達巻き。
お雑煮は当日。


子どもの頃、田作りもたたきごぼうもれんこんも、うちのおせちには入ってなかった。

買い物は母、祖母が少しだけ作るのが恒例。

作るのは、松前漬けとニシンの昆布締めくらいだったかな。

松前漬けは、昆布とするめイカをひたすらハサミで細かく切る手伝いをした。

今のように軽くて切りやすいハサミではなくて、とにかく重いし手が痛かったのも懐かしい思い出。


お餅は、農家をやっていた祖父の妹の手作りをわけてもらっていた。
できたてのまだ柔らかいお餅にきなこつけてよく食べたなぁ。

きっと黒豆も、祖父の妹からもらってたんじゃないか(祖母は大の料理苦手な人だったから)。


祖母と祖父の妹(Kのおばちゃん)は全く違うタイプだけど、仲が良かった。

姉さん、姉さんと呼んでいて、祖母が亡くなった後も「姉さんが兄さんのところへ来てくれてよかった。」「姉さんはほんと料理はできねぇけど、愛嬌があって頭がいい。おばちゃんはバカだからさ。人それぞれ違っていいんだよ」とよく言ってたな。

義理の姉妹だけど、ぜーんぜんタイプ違うけど、同時期に子育てをして、助け合って何十年と積み重ねた関係に、なんかじんときてしまう。

亡くなった祖父と顔や雰囲気の似ているKのおばちゃん。

もう90才は過ぎただろうか。
おばちゃん、元気にしてるかな?


夜、年越しそばを食べた。
年越しそばは毎年、夫が担当。

娘や息子、夫がそばをすするのを見ながら、こうして平和に年を越せるありがたさを感じた。

うちの母方祖父は家系図なんてない農家の出だし、祖母のほうも詳しく知らない、父方のことは全然知らず、もはやどこから何代続いてるのかわからない。

でも、誰かが誰かと出会って綿々と続いてきた延長線上に自分がいて、子どもがいて…と思うとありがたいことだとしみじみ思う。


今年出会ってくださった皆さま、ここにたどり着いてくださった皆さま、ありがとうございました!

来年もどうぞよろしくお願いします!

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