Sohey Matsuzaki|せんべいプロデューサー

松崎商店 8代目 せんべい業に加えてデザインしたりベース弾いたり。 https://l…

Sohey Matsuzaki|せんべいプロデューサー

松崎商店 8代目 せんべい業に加えてデザインしたりベース弾いたり。 https://lit.link/soheymatsuzaki

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最近の記事

せんべい屋の看板aibo

4月25日、MATSUZAKI SHOTENに看板aiboの「松崎あられ」がデビューしました。ありがたいことに、ハイアットセントリックさんからのご紹介で始まったaibo三味胴から、すっかりaiboラバーになってしまい、SONYさんとも色々お話をさせていただいています。 今後も、いろいろな取組をしていければと思っておりますので、お近くにいらっしゃった際は、あられに会いにお立ち寄りください。そして、お土産におせんべいをぜひ!←ココ重要w ぱっと見ももちろん可愛いのだけど、一緒

    • 忙しいの、忙しくないの、どっち?

      やりたいことがたくさんある。つくりたいものがたくさんある。そして、それは全て短時間で達成できるものではないので、ある程度同時に動かし続けることになる。 今の俺で言えば、 リブランディング 新商品(イカれたやつ) 新商品(スパイシーなやつ) 新商品(甘いやつ) 新商品(ずっと思っていたけれど最近突破口を発見したかもなやつ) ポップアップ3件程度 こんな感じ。 これに加えて日々の業務だったりお金の話(まぁ、これは上記にもついてくるけど)があって、さらに新しいことを

      • 次にしたいことが見えてくる

        松崎商店は昭和の時代に草加せんべいを中心に大きくなった。百貨店や商業施設に次々と出店し、売上もなかなかの数字。しかし、自分が入社する頃には売上もだいぶ右肩下がり、店も少なくなっていく一方だった。 そんな中、うちが創業時より作っている小麦のせんべい、いわゆる玉子せんべいだったり瓦せんべいと呼ばれるものの売上額は全体の5%ないくらいまできていた。 なんとなく、200年以上続いていた本来の商品をフロントに置けないもやもやとした気持ちが、俺だけでなく何人かの社員にあったこともあり、

        • 試作は続くよどこまでも

          写真のせんべい。見た目は普通のせんべいだけれども、中身はかなり普通じゃない。 去年から動き始めたプロジェクト。普通には使わないマテリアルをいかに美味しくせんべいに仕上げられるか。そして、体に良いものが作れるのか。せんべいをプロデュースするにあたり、どこに重要性を置くかが鍵な案件。美味しいと体に良いのバランスをどこにするかがこれからの課題になってくる気がしている。 まずは、1発目の試食ということで昼からぽりぽり。香り、後味は想像どおり。これを美味しいと捉える人はあまりいない

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        • MATSUZAKI SHOTEN
          13本
        • MUSIC
          1本

        記事

          次のステップを考える

          移転した本店も落ち着いてきて、なんなら売上もオミクロンちゃんのせいで(じゃなかったら困る)落ち着いてきたので、次にやるべきことを考える。 ここ5年超、店のブランディングを中心にやってきたと自分の仕事を理解しているのだけれど、そろそろ本腰入れて商品、つまり銀座 松崎煎餅のブランディングを考えるべきだと思っている。 やはり200年以上せんべい屋をやっていると、積み重なってきたものが重たくて、なかなか大きな舵取りがしづらい。方向性を見定めるべく、店舗ブランディングだったり、新ブ

          今年のテーマをひとことで

          2022年になって早7日。良いタイミングかと思い新年1発目のnoteを書いてみる。 振り返らずにすぐ忘れる どちらかというと考えるよりも先に発言や行動をしてしまうタイプなのに、すごく気にしいな自分は、あとになって後悔だったり、考え込んでしまうことがよくある。それゆえに、少しでも慎重に生きていかねばと思うようにしてきた。 でも、自分の思い込みで勝手に後悔していたりすることも多いし、なにかいらっとすることがあっても、忘れてしまえば案外気にならない!っていうことにうすうす気づ

          今年の〆と来年の抱負

          もうすぐ怒涛の2021年が終わる。 新型コロナなんていうわけのわからない病が広まって、会社を続けていくことに限界さえ感じていた去年末。店の移転、閉店、悩み始めて数ヶ月。たどり着いた答えは、東銀座・木挽町への移転だった。 新しい店舗のベースとなる方向性を考え、まとめ、ブランディングにつないでいく。4月以降は、MATSUZAKI SHOTENの立ち上げに集中した。誰かにディレクションを外注することはしないので、全体の進行管理から細かいところのチェック も自分が行う。新しい軸と

          東銀座に来て思うこと

          西銀座・銀座・東銀座。今は住所は同じ銀座になっているけれど、時を遡れば銀座という地名は、今の銀座の中のごく一部。うちのビルがあるところは弥左衛門町だったし、今店のある東銀座は木挽町という名前だった。 もちろん同じ銀座ではあるのだけれど、商売している人たちのスタンスも違うと思うし、街として目指すところを共有することは難しいのではないかと思っている。だって、そもそも区の考え方もA地区、B地区と分かれていたわけで、根付いているものが異なる。 https://www.city.c

          使い捨て/インスタントカメラ+SNS『Dispo』に夢中なおじさんの話

          ここ2週間くらいiPhoneの標準カメラアプリをほとんど使用していない理由がこの『Dispo』。いわゆるインスタントカメラ的になるフィルターはいろいろあるけれど、この『Dispo』のフィルターは本当、いい感じにエモいの。かなり作り込まれたフィルターな印象で、とり方によってなのか「え!!!!?????」っていう写真が撮れるのも面白い。 そして、もう一つの特徴がAM9時にならないと現像されない(撮った写真を見ることができない)という機能。単純に現像というものを時間に置き換えて表

          使い捨て/インスタントカメラ+SNS『Dispo』に夢中なおじさんの話

          NASをクラウドストレージに変えるにあたってGoogle Workspaceの導入をしてみる

          MATSUZAKI SHOTEN IT部門の話w かれこれ10年近くファイルサーバー的なものが会社にはあるんです。そこにみんなの共有しているファイルをいれています。ただ、皆様ご存知の通り、今では便利なクラウドストレージというものがあるわけで、保守の更新を機会にそろそろシステムを変えていこうと思ったのです。 結果はタイトルの通りなのだけど、候補は3つ。 ・GoogleDrive ・Dropbox ・OneDrive どれも既に使っているのだけど、今回の使用目的は会社スタッフの

          NASをクラウドストレージに変えるにあたってGoogle Workspaceの導入をしてみる

          街のサードプレイスを作るためにビールを仕入れた話とアンコマンないとの話

          今週金曜日19時半から、MATSUZAKI SHOTEN、7月のオープン前からやるやる詐欺をしてきた「ぎんざ de ないと」を開催します。緊急事態宣言もあり、なかなか開催できず、気づいたら年末。やっと実現できることを心から楽しみにしています。 このイベントの話をする前に、もともと僕も参加している「アンコマンないと」の話をしようと思います。このアンコマンないとがなければ、今回のぎんざ de ないともなかったと思うし、基本的には、MATSUZAKI SHOTEN スピンアウト版

          街のサードプレイスを作るためにビールを仕入れた話とアンコマンないとの話

          150年以上続いた屋号について考えた話

          銀座 松﨑煎餅 本店は、2021年7月からMATSUZAKI SHOTENに屋号を変更した。ここだけが切り取れてしまうため、様々な取材で、屋号を変えることに反対はなかったのかということを聞かれる。 でも、当人である僕からすると、もともと商品のブランドと店のブランドというのを分けて考えている部分が大きい。今回の移転でも、MATSUZAKI SHOTENという屋号のお店の中に、銀座 松﨑煎餅というブランドを扱っているという認識をしているのだ。 せんべいだけじゃなく、他のものも

          150年以上続いた屋号について考えた話

          やろうやろうと思って手をつけていなかったLINE公式アカウントをやっと始めた話

          タイトルの通りなんだけど、ずっと手をつけなければと思いつつ放置していたLINEの公式アカウント。ここ最近、いろいろなところで話にあがっていたのもあり、やっと重たい腰をあげてアカウントをつくりました。 老若男女別け隔てなくユーザーが多く、下手にアプリを作ったりするより圧倒的にお客様にとってアクセシビリティが高いLINE公式アカウント。登録してくれたお客様に対してメッセージを送るだけの時代もあった気がするけれど、いまや、再来店促す用のスタンプだったり、クーポンの発行だったり、営

          やろうやろうと思って手をつけていなかったLINE公式アカウントをやっと始めた話

          やわらかいせんべい

          昨日から銀座 三越で開催されている本和菓衆2021。 本和菓衆とは? 全国各地の老舗和菓子屋の跡取りが集まり結成した任意団体で、 「伝統×革新」を合言葉に、各社が培ってきた伝統的な製菓技術をベースに、その時代にあわせた切り口で新作和菓子・創作和菓子を 開発、販売する取り組みの総称です。 1週間あるので、平日の空いてそうなタイミングに行こうと思っていたものの、ちょっと銀座に行く用事があったので、ご挨拶だけでもと、ふらっと立ち寄ったのだけれど、平治煎餅の「やわらかいせんべい」

          煎餅ではないもの

          今年屋号を変えたMATSUZAKI SHOTEN。煎餅とお客様をつなぐ新しいチャンネルとして、煎餅ではないものを販売することはずっと考えていました。それこそ、4丁目並木通りに本店があった際、2階のお茶席でアクセサリーや手ぬぐいを販売することにチャレンジもしました。 しかし、なかなか煎餅屋の中で他のものを売るとなると、見せ方、ボリューム感、ブランディング、様々な要因で難しいことを痛感。そのような過去を経てたどり着いたのが、屋号から煎餅を取るということ。そして、煎餅ではないもの

          継続すること

          2020年の新年以降更新していなかったnote・・・。 2021年10月18日に至るまでに世の中は大きく変わってしまったわけです。コロナ禍が始まり、世の中が、自分の会社が、自分が、どうなっていくか分からない世界。気持ちは上がったり、下がったり、上がったり、下がったり、下がったり・・・。自分だけでなく、世界中の人がきっと同じ葛藤をかかえているのではない。 松崎商店で言えば、21年になって、すずらん通りから東銀座へお引越し。屋号も『銀座 松崎煎餅』から『MATSUZAKI SH