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株式会社Grand Story(グランストーリー)を設立しました

久々のNote更新です。

GW明けの5月8日、ベンチャーキャピタルとは別の新しいチャレンジとして、株式会社IDOMの採用責任者として次世代リーダー育成プログラム「IGNITION」などをプロデュースしてきた越智さんが代表取締役を務める、株式会社Grand Story(グランストーリー)を設立しました。

代表を務める越智さんのNoteはこちら。

株式会社Grand Storyのミッションですが、「あるべき未来を創る人(=活き人と私たちは呼んでいます)を増やす」を掲げています。

※活き人の定義ですが、「自分の意志で、高い熱量を持って主体的に動くことができ、制約条件下ではなくあるべき姿で思考し、色々な人を巻き込んで行動できる人」としています。

グランストーリーの設立に到った背景ですが、ベンチャーキャピタリストとして、地方創生プロジェクトや、大企業のオープンイノベーションなどに数多く関わる機会をいただく中で、長期に渡って強く感じていたことがありました。それは、こういったイベントの数が増加する中、ノウハウの高度化やナレッジシェアが進む一方で、それぞれのプロジェクトにおいて、たくさんの人を巻き込んでいるにも関わらず、主催者サイドに、“自分の意志で、高い熱量を持って主体的に動くことができ、制約条件下ではなくあるべき姿で思考し、色々な人を巻き込んで行動できる人(=活き人)”」が残念ながらあまりおらず、本質的な意味での成果に到達するところまでやり切れているプロジェクトが少ないなということでした。

例えば、地方創生プロジェクトにおいては、地方経済の活性化に対して、もしくは地方の特色を伝えるエバンジェリストとして、熱い意志と想いを持ち、地域の活性化にコミットしている “活き人”が一人でも多く存在していれば、成功確率は間違いなく上がると思います。実際に、福岡市は、高島市長の力強いリーダーシップに加えて、地域に根差した本気の支援者(地域の支援者や起業家、VCなど)が数多く存在しており、今やとても熱量の高い地域になっていると思います。

その一方で、未だ多くの地域では、地方自治体の方々が中心となり、地方創生に向けて懸命に頑張っておられるものの、2・3年に一度の部署異動で担当を外れてしまい、これまでみんなで温めてきた熱量が一気にトーンダウンし、また改めて火をつけるのに時間がかかっている、そのようなことを繰り返している地域が多いようにも思います。

大企業が実施するオープンイノベーションについても、経営陣のDX(デジタルトランスフォーメーション)への強いコミットが大前提ではありますが、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)や、新規事業を手がけるポジションに、与えられた役割としてではなく、"自分の意志で、高い熱量を持って主体的に動くことができ、制約条件下ではなくあるべき姿で思考し、色々な人を巻き込んで行動できる人(=活き人)”が一人でも多く存在すれば、相対的に沈みつつある日本の産業力が大きく向上するのは間違いないと思います。

上記以外にも、世界的にはSDGs(Sustainable Development Goals)や、日本においては、少子高齢化による介護問題、動物の殺処分問題、幼児虐待など、毎日ニュースを見ては思わず目を覆ってしまうような、少しでも早く解決に向けて着手すべき社会課題が山のようにたくさんあります。

このような課題を解決につなげる手段として、 Thinkする人を増やすことももちろん大切ですが、"あるべき未来を創る(Doする)次世代リーダー(=活き人)"をひとりでも多く増やし、そのような人が活躍する環境を提供し続けていくことが本質的な解決策につながるのではと考えました。

また、ジェネシアが掲げているビジョンである「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会」を実現する上で、欠かせない役割でもあります。

そのような中で、同様の問題意識と次世代リーダーに向けた熱い想いを持ち、サイバーエージェント時代からの十数年来の友人でもある越智さんとここ半年くらい議論を積み重ねてきた結果、越智さんに代表となってもらう形で、株式会社Grand Storyを設立しました。

私たちはまず、活き人同士が、組織・業界・国や地域などの物理的なボーダーを越え、有機的につながる場を用意していくとともに、活き人を増やすさまざまな取組みをしていきます。次に、活き人と、さまざまな事業やプロジェクト、技術や資金などがシームレスにつながるプラットフォームを実現することで、あるべき未来を共創する産業創造プラットフォームに進化させていく道筋を描いています(具体的なサービス内容は追ってウェブサイトやソーシャルメディア経由でリリースしていきます)。

令和元年を迎え、ついに44歳になりました。

私は自分の父親が50歳で他界しているので、40歳を超えてから特に、命の有限性を強く感じるようになりました。

明日仮に死ぬと宣告されても、後悔しない生き方がしたい。

自分に残された人生において、世の中に対して果たしてどんな貢献ができるのか。どんなGood Impactを残すことができるのか。

とはいえ、私自身が最もコミットしていく主力事業はこれまで同様ベンチャーキャピタルです。

ジェネシア・ベンチャーズを始動させてからはや2年9か月が経ちました。

現在、日本、東南アジアを中心に約60社に投資させていただいていますが、あるべき未来を創る起業家への出資・伴走を通じて、心の底から信頼でき、尊敬しているかけがえのないジェネシアの仲間とともに、私たちのビジョンである「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会」の実現に向けて、これからも未来の新しい価値を創ることに貪欲にチャレンジしていきます。

いつも温かく見守ってくださっている皆さま、今後ともご指導、応援よろしくお願いいたします。

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