京大卒元メガバンカーで今はアパート大家したりオンラインサロンを運営したりシーシャバーに出資してみたり、ライターになる予定の総一郎です。


最初に考えた人天才だなぁ、凄いなぁと思うことが良く有る。

「余白」とか「余地」の意味で「遊び」という言葉を当てはめた人も天才だと思う。

#写真は豚の丸焼きの準備で豚のお腹を縫合するわたくし
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▼無駄ではなく遊び
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車の運転をする時、ブレーキペダルやアクセルを踏むしハンドルを回す。

ブレーキペダルやアクセルの踏み始め数センチは車側で感知しない。

ハンドルも回し始めは感知せず、ある程度回してからようやく車側に伝わり進行方向に影響し始める。

この余地とか余白のことを「遊び」と呼ぶ。

この感覚は日本人独特なのかなぁ？と思い少し調べてみると、面白いことに英語でも "play"と表現するそうだ。

The break has some play before it activates.
ブレーキが作動する前に”遊び”が有る

というように使うらしい。


スケジュールに「遊び」を持たせる
太ももあたりはタイトだけれどふくらはぎあたりは「遊び」を持たせてある

とか言うように「余裕」の意味でも「遊び」を使う。

「余裕」も「遊び」なのだ。


ファッションとかでも、カッチリしたコーディネートの中にあえて馴染まなそうなアイテムだったり色合いだったりを取り入れることを「遊びを加える」とか「遊びを持たせる」とか表現したりする。

髪の毛のスタイリングとかでも、「毛先を遊ばせる」とか言ったりする。


ブレーキペダルやアクセル、ハンドルの例は単純に安全面を考慮した機能として「遊び」を設計しているのだろうが、

ファッションとか髪の毛のスタイリングとかにおいては、機能性や必要性とは無関係だ。

余地だし余白だし、もっと言うと”余計”なことだ。

この”余計”なことに対して「遊び」と呼ぶのは言い得て妙だと思った。


余計だけれど、それこそが「遊び」なのだという

一見無駄だけど無駄ではなく「遊び」なのだという


そんな先人のネーミングセンスに感心する。



人生において効率だとか必要性だとかを考えると、究極死なない程度の食事を摂って、それが叶うだけのお金を得る仕事だけをしていれば良い。

だが、僕らは無駄に、余計に、美味しいものを食べたいと思うし、

無駄にスポーツをして疲れたり、無駄に遠くに足を運ぶ旅行を楽しんだりする。

どうせ滑り降りてくるならリフトに乗るなんて無駄すぎるし、

どうせ岸まで波に押し戻されてしまうならサーフボードに乗って沖まで出るなんて無駄すぎる。

どうせ返ってくるなら旅行なんていくのは無駄だ。

だが、無駄だからこそ楽しい。

無駄こそ「遊び」なのだ。

そう考えると、

「あー無駄な時間を過ごしてしまった」とか
「無駄遣いしてしまった」とか

そんなもったいない考え方は出来なくなる。

そもそも人生全ては「無駄」だし、

同時に全て「遊び」なのだ。


そんなことを考えて、今日も明日も明後日も全力で遊んでいきたい。

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