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Yahoo! DMS|ヤフー社保有のビッグデータを活用した広告配信。CTVRが5倍になった事例も。

Yahoo!DMS(データマーケティングソリューション)をご存知ですか?

DMSは、Zホールディングスグループ(約200のサービス)のもつデータを活用して、企業のマーケティング活動を支援するソリューションです。

先日、ヤフーさんとの対談を行なった際にも詳しくご紹介していただきました。

今回記事を担当したのははるひさ@Haruhisa__K)です。(ご無沙汰しております💦)編集部の第一号内定者インターンとして最後のnoteを公開して以来一年が経ち(はやい)、ようやくの執筆です、、!

DMS(データマーケティングソリューション)とは?

DMSは、Zホールディングスグループ(約200のサービス)のもつデータを活用して、企業のマーケティング活動を支援するソリューション。

詳しくは、ヤフーさんとの対談記事もご覧になってください。

今回は、上図のうち「リタゲ代替ターゲティング」にまつわる事例を二つ紹介します。

事例

①【獲得数拡大】
リターゲティングと「自社流出ターゲティング」を並行配信

「自社流出ターゲティング」とは
Yahoo!JAPANドメインページから自社サイトに直接遷移したユーザーへ広告を配信するターゲティング。ただしYDA・YSAクリックユーザーは含まれていない。

▍案件概要 💡
媒体:YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)
期間: 2022年10月1日~11月30日
エリア:全国

本案件では、既存のリターゲティングが成果よく配信できていたものの、ITPの影響もあり、リターゲティングの配信量を伸ばせないことが課題となっていました。

ITP(Intelligent Tracking Prevention)とは、
ユーザーのプライバシー保護を目的に実装された機能で、機械学習を用いてCookieの働きを制限することで個人情報のトラッキングを防ぎます。今のところ、Apple社のブラウザ「Safari」にのみ実装されています。
トラッキングを制限することでリマーケティングのような広告メニューが利用できなくなったり、正確なCV値が計測できなくなります。

【Web広告運用者必見!】ITPとは?影響と対策方法を徹底解説 | LISKUL

そこで、自社流出ターゲティングを活用して、1st party Cookieを使用した「サイト来訪1日~30日」のリストをターゲットに広告配信

  • リターゲティングのリスト「サイト来訪1~7日」「サイト来訪8~14日」

  • 自社流出ターゲティングのリスト「サイト来訪1~30日」

を並行配信しました。

結果、獲得単価を維持しながら、獲得数の拡大に成功しました!

自社流出ターゲティングのリストでは、期間を「来訪1日~30日」と設定。通常のリターゲティングのリストよりも長くしています。1st party Cookieを使用しているため、リストのボリュームが確保しにくい傾向にあるためです。

自社流出ターゲティングのリスト「来訪1日~30日」のボリュームは、リターゲティングのリスト「来訪1日~7日」と「来訪8日~14日」の間ほど。クリック単価についても、同様の傾向になりました。

また、獲得率は、リターゲティングのリスト「来訪8日~14日」よりも高くなりました。これは、自社流出ターゲティングのリストが来訪1日~7日までのユーザーを含んでおり、それらのユーザーの獲得率の高さが影響していると考えられます。


②【CTVR5倍の差】
「自社流出ターゲティング」と「自社広告クリッカーターゲティング」を比較

「自社広告クリッカーターゲティング」とは
自社広告(Yahoo!JAPAN広告)をクリックし広告クリック識別子(yclid)が付与されたユーザーへ広告を配信するターゲティング。

▍案件概要 💡
媒体:YDA
期間:2022年8月6日~2022年9月2日
エリア:全国

動的リマーケティングが主流の【多品種ECプロモーション】で、ITPの影響もあり、3rd party Cookieを用いたリターゲティングができなくなることを見据えてスタートしました。

  • 自社流出ターゲティング

  • 自社広告クリッカーターゲティング

を並行配信しました。

結果、「自社広告クリッカーターゲティング」でクリック率、獲得率ともに大きく伸長しました!

ただし、

  • 両者で配信対象ユーザーが異なる

  • 時期によっては獲得単価・ROASベースで比較をすると「自社流出ターゲティング」で成果が良い期間もある

これらの理由から、片方に絞り込まずどちらも配信を継続。リーチの網羅性を高める方針となりました。

👀ここからわかるのは、

「自社流出流出ターゲティング」「自社広告クリッカーターゲティング」、どちらも配信しないとかなり損してるかも?ということです。

💡本事例は、コメ兵さまへのインタビュー記事内でも紹介しています!

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました!

2019年にCookieの利用規制が始まり、各広告プラットフォームでシグナルが正しく送信されない時代になってきました。。Google社は、2024年後半にChromeブラウザにおけるCookie利用を段階的に廃止すると発表しています。

企業は、3rd party Cookieに頼らない、データを活用した広告配信をできるようにする必要があります!

📖ヤフーさんのHPでも、DMSの事例が紹介されていますのでそちらもぜひご覧ください!


はるひさ(@Haruhisa__K)/リードビジネス本部アカウント第5Gr.
2022年新卒入社。Yahoo!、Googleの広告運用を行なってきました。現在は、金融業界のお客さまを中心に支援するチームに、営業・広告運用担当として所属。
最近はとりだめしたバラエティー番組を一気見してます!千鳥が好き。


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