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頂上へ登ったら見える景色とは?

撮影が続いていて、頭が少々疲れ気味(まるで他人扱い?)になり些細なミスも続いたので、オランダのうちから車で二時間のAhrweiler(ドイツ)に足を伸ばしてみた。気分転換だ。

美しき観光地

ワインで有名な観光地アルヴァイラー。


うちに撮影に来ていたケルン在住の作曲家のマリカさんがここのワインを持ってきてくれてこの場所を知った。

彼女が持ってきたのは一瞬白に見える赤。
この地では赤ワインが本流で、その種で白ワインにしたもので非常に珍しく、そして美味しかったのでワインナリーで買うのも目的だ。

教えられたホテルに泊まり、街を探索し、ワインも買い込んだ。
サウナを楽しみ、レストランの美味しい料理に舌鼓をうち、幸福な感じで一晩。肌もツルツルである。

朝、ご飯を食べた後、足の痛い夫をホテルに残したまま、丘の上まで一人登ってみた。まだ朝早いので、誰も登山客はいない。

ちっちゃなハイキングのような登山ではあるけれど、心が鳴る。登山なんて、久しぶりすぎる。

最近の私の心の中の目標は、もっといい仕事をすること。良いものを作り出すこと、とまるで仕事オンリーであるが、次の目標はここへきてはっきり決まった。

どこまで行っても平らなオランダから、標高が100mあるこの場所へわざわざ来てよかった。

若くもないし、健脚ではないのに苦労して丘の上まで頑張って登ったら、
「頂上に登った人しかわからない風景がまじめにあった」のだから。

丘の上はワインの試飲所!私にピッタリ

最近、私の周りがどんどん名前が出てくるようになり、ポートレートのお仕事を頼まれるのも増えてきた。でも忙しいと、つい疲れて目標を見失う。やめたい気分になる。これはどうしようもない私の性格だ。

でも、私の中に常にある弱気は捨てる時、そして何事にも飽きやすい私ではあるが、ここは継続する時であると、よくわかった旅だった。

なんとか継続して仕事を頑張る意味でも時々、小旅行は、必要だと実感もした。

ちなみに、ここはたくさんの死者も出た二年前の洪水の大被害地であるのだが、街の中の復興は目を見張るものであった。まだまだなボロボロな建物も多いけど、多くの引退をした老人たちが足をここまで伸ばし、美味しいワインと、食べ物を目掛けてきて、復興応援をしているようだった。


やはりマクロからも見る視点は常に必要?

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