Keiko B

写真家。書く人。海外生活がすでに日本に居た時間を上回りました。 イタリア人夫とオランダ…

Keiko B

写真家。書く人。海外生活がすでに日本に居た時間を上回りました。 イタリア人夫とオランダで二人暮らし。 https://www.instagram.com/kokoimatalk/ https://www.instagram.com/quattro_ogen/

マガジン

  • 勝手に本と映画

    勝手に自分セレクトした、映画や本、あるいは監督や、作者をじっくりと、あちらこちらからの角度でnoteしてます。

  • オランダ生活あれこれ//時にはヒント

    オランダ在住者の生活に関わる政治的なことから日常の細々としたこと。 必要な生活術とは? 新たに変わったことなど。在蘭者のつぶやきノート。

  • 超短編

    あなたは怖い話やホラー、ミステリーとか好きですか? よかったらスクロールして読んでください。異世界や、迷宮、あるいは意味がわからない、とあなたが感じたら、私の意図は成功です。 ペンネーム「最上シオリ」で書いている、超短編の集まり。 短編や中編はありません。あくまでもショート。

  • ナイショの話

    海外生活でふと考えてることの呟き、あるいはヒミツの日記

  • 日本一時帰国備忘録2022

    10月29日ベルギーのブリュッセルで前泊した次の日出発、10月31日日本着。 11月23日にオランダへ到着するまでの備忘録 多くの人に初めて会う、母親と家族との話、旅日記、などなど。

最近の記事

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最近の読書 ひとこと感想 の二

ひとこと感想 の一は↑。 というわけで、(何がというわけなのか、わからないが)絶賛辛口で、ひとこと感想の二を行ってみよう〜。辛口苦手な方はここでさようならで…… 今回は、もらったものや借りたものではない。自分で買った本ばかり。 郵送、着陸、着地がうまくいかなくて、何度もオランダと日本を往復したものもある。痛い出費である。 それに比べるとやはりAmazonは最強。でも運んでくる人(DHL)が悪いと、本が傷んでしまってるものもありこれまた微妙。もう少しきちんとしたコンポを

    • 国際結婚25年、私も彼も、なんとか頑張るための小旅行は? 

      銀婚式はエネルギー補充の旅で 離婚離婚と、いつも大騒ぎしてる。結婚式の時に周りの友人に半年で、別れると囁かれた私たち。よくここまでもったものである。 そしてこの記念日に、小旅行へ行くなど大それたことを考えるあたりが私も夫も相当馬鹿である。25年経っても何も習得していない! 一緒にいる時間が長ければ長いほど決めなくてはいけないことが多くなり、意見の相違で私たちは喧嘩をするのが常なのに。 何か、しないといけないという思い込みもやはり25年という数字がもたらしたものだろう。た

      • 人間界への皮肉に満ちていて面白い、神視点映画!『Poor things』

        先日、S Fロマンティックコメディというカテゴリーにある、それだけでもツッコミがいが満載「哀れなものたち」を見に行きました。今日はそのふふふっな感想。(祝、アカデミー主演女優賞など4部門) すぐにはわからない映画だが 『POOR THINGS』 とてもとても刺激的な映画だった。ストーリー然り、ビジュアル然り。 わかりやすい映画が多い中、これはなんなの? わからない、わからない、と見ていながらやたら疑問になりながらも、深みにハマったようにどんどん見てしまう。そして映画を見終

        • 映画「プリシラ」、ミュージシャンの妻や恋人という存在について考えてしまう

          ソフィ コッポラの映画「プリシラ」をあまり期待しないで見た。 プリシラとは、あのエルビス プレスリーの元妻として有名だった人。 私の前知識はそれだけ。エルビス プレスリーの伝記映画も見た記憶があるけど彼方遠く、そこにプリシラがいたのかさえ思い出せない。記憶力のなさは前から安定、悪い!(汗)まぁ私の記憶力のなさは置いておいて、で、どういう映画なのかというと、これもまた伝記映画なのだ。 元妻プリシラが1985年に発表した回想録「私のエルヴィス」をベースに、世界的スターと恋に落ち

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        • 国際結婚25年、私も彼も、なんとか頑張るための小旅行は? 

        • 人間界への皮肉に満ちていて面白い、神視点映画!『Poor things』

        • 映画「プリシラ」、ミュージシャンの妻や恋人という存在について考えてしまう

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          Keiko B、サイトマップへようこそ!

          だんだんと記事も多くなってきたのでこの辺りでサイトマップを作ることにしました。随時更新します。ジコショウカイもサイトマップがあるのに、ないのはおかしいだろう、ということで、一応それも。ジコショウカイは現在から過去へ向かって書いています。 ジコショウカイ 初めまして、Keiko Bです。 写真家で、アートフォトと、アーティストポートレートを中心の写真活動をオランダでしています。仕事がない時はもっか主婦業と美術館ボランティア業。オランダ在住はなんと25年! そうそう昭和親父

          Keiko B、サイトマップへようこそ!

          🇮🇹 ナターレ旅行 食と景色と文化 その2

          もう2月の初頭。1月は体調を崩し、良くなってはぶり返す変な月でした。今さらですがナターレ期のイタリア旅行紀アップしておきます。ミラノ三日目から。なんだか長いです。(反省してますが二つに分ける気力が!すいません) ミラノのチャイナタウンで迷う この朝は、前日あった👇 RIEKOさんと再びブレダ地区のカフェで待ち合わせ。その前に少し時間があったので以前から行きたかったチャイナタウンへ行く。去年見たUltima notte di amore にどうやら私は影響を受けているらしい

          🇮🇹 ナターレ旅行 食と景色と文化 その2

          イタリア! ナターレ旅日記1、美味しいものを食べに駆け足。再会、ミラノ 

          さてさて、今回はイタリア旅行での美味しいものの話。その土地に住んでる人と一緒に行ったり教えられたレストランやカフェをレポート。暗い話じゃないよ〜。私にしてはものすごく珍しいのですが、美味しい話! さてまずはトリノ 名前はPastarell 、カフェだがパスティチェリア(お菓子屋)でもある。バーカウンターに、たくさんのお菓子類が並んでいて一気に目が喜ぶ。ナポリ風らしい。 ロケーションはなんだか近未来すぎるかなといつも思うPORTA SUZA駅の前。超便利な場所。これといった

          イタリア! ナターレ旅日記1、美味しいものを食べに駆け足。再会、ミラノ 

          2024年に向けて「寛容な社会」「スローに」

          2023年 振り返り 世界中が困惑と混乱に満ち溢れていた年。私の人生も上層気流に乗ったと思喜んでいたら、足を引っ張られる気流に呑み込まれそうになったり……。 慌て軌道修正をしたりと大忙しであった。 noteでは大変さシェアを沢山してるのに、イイねしてくれる人に大感謝。本当に私にとってはやばい年でしたが、応援されて頑張れました。 社会では世界のダブルスタンダードが暴露された年でもある。あそこではいけないけど、ここではいいとか。そんなの、ダメに決まっている。 もう、そういう時

          2024年に向けて「寛容な社会」「スローに」

          オランダ、移民、難民の怒涛のような流れを止める方向へ。日本からの移住も難しくなる

          10月から怒涛の嵐のように仕事をして気づいたら、11月は体調不良に。(苦笑)あちらこちに不具合が出てがっくりとなり、いつものやる気もゼロ。 オランダのナショナリズム化…… そんな折、なんとなんと驚いたことに、オランダの11月の総選挙で勝ったのは、極右のPVV党(自由民主党)だった。私の体調も戻りかけていたけど、この結果でまた悪化したような気がする。これが海外に住む者の宿命なのか?  中道右派から極右へ。(日本で言うと自民党から維新へなのかな) 元々反イスラム発言などの差

          オランダ、移民、難民の怒涛のような流れを止める方向へ。日本からの移住も難しくなる

           たったの七分間 【掌編】

             あなたはどこにいるの? 私を一人にするつもり? 一人で死にたい? そんなこと許されると思っているの! あなたと私は、ずっと一緒だといったよね。  そんなことが書かれた変なメッセージが来た。これはなんなんだ、誰が死ぬのか? 自分がか?  笑うべきじゃないけど、かすかに頬が揺れる。妻の精神状態を疑ったほうがいいのかもしれない。  自分は誰から見ても元気じゃないか。  おっ……違う違う。あれ宛名が自分の名前ではない。他の人へ送ったメッセージなのか?   驚いたのと同時に、自

           たったの七分間 【掌編】

          ダッチ デザイン ウイーク2023年。  番外編!

          「ここブーツ履かないと入れないから、ダメダメ。あっちでブーツにはきかえて」 と親切なオランダ人に教えられ、適当にブーツが置かれているブースで自分の靴をグチャグチャ脱ぎ、目の前にあったブーツを適当に履いた。 さぁいざいかん。 オランダらしいというか、アイントホーフェンらしいというのか、全くわからないけど、これもデザインの一環でいいの〜?   これは洪水体験か? この市の中にはDDWに参加している百以上の場所があるから全てはいけない。 とはいえ仕事が珍しく忙しく、クタ

          ダッチ デザイン ウイーク2023年。  番外編!

          頂上へ登ったら見える景色とは?

          撮影が続いていて、頭が少々疲れ気味(まるで他人扱い?)になり些細なミスも続いたので、オランダのうちから車で二時間のAhrweiler(ドイツ)に足を伸ばしてみた。気分転換だ。 ワインで有名な観光地アルヴァイラー。 うちに撮影に来ていたケルン在住の作曲家のマリカさんがここのワインを持ってきてくれてこの場所を知った。 彼女が持ってきたのは一瞬白に見える赤。 この地では赤ワインが本流で、その種で白ワインにしたもので非常に珍しく、そして美味しかったのでワインナリーで買うのも目的だ

          頂上へ登ったら見える景色とは?

          スマホ盗難、危機一髪、目の前で取り戻す 

          そこは普段ボランティアで週一で通ってる現代美術館であった。 今年は難民で逃れてきて生活を半年から数年しているうちの4人が、市役所から美術館に送られてきていた。そのうちの一人が新しく同僚になった女性J。難民の移民化作戦の一部であろう。まだ私たちのグループに配属して一ヶ月とちょっと。 Jは小さなミーティングをするカンティーンに遅れて登場。(いつもらしい)もう働く時間に間もないのに、来たばかりの格好で大きなバッグを抱えていた。みんなお揃いのシャツも着ていない。 彼女の登場二分

          スマホ盗難、危機一髪、目の前で取り戻す 

          最近公開されたイタリア映画4作品の感想 

          時間がある時は映画館通い。何せマイナーの映画館だけに通じるサブスクをしてしまったから。毎月2回は必ず行かないと損なのである! 今回のnoteでは最近見たイタリア映画、2022年と2023年公開の作品を4つチョイスしてみた。 映画によって、一言感想のものと長〜い感想があるから注意。好きなものと嫌いなものがはっきりし過ぎている私の性格。この辺り、どうもイタリア風(よく言えば)である。 Il sol dell'avvenire さて私の感想が一番短い映画からいってみよう。

          最近公開されたイタリア映画4作品の感想 

          オランダ人の寛容さにのけぞる日。(オランダ美術館編)

          美術館ボランティアでは勉強になることが多い。アートはもちろんなのだけど、今回は人についての話を中心に! 色々な同僚に会うためのウロウロ 美術館には13年くらい、週に一度、3時間ほどボランティアgastvrouw(ハスつフラウ)をやっているが、この日初めて金曜日の午前に働いた。 このハスツフラウ(カタカナでの発音はできないけどあえて書いた)日本語だと訳すのが難しいが、おもてなし役とセキュリティのガードを両方兼ね備えた役割だ。 この日は同僚の80%の人が外国人(わたしも含め)

          オランダ人の寛容さにのけぞる日。(オランダ美術館編)

          大人気映画監督のウエス・アンダーソンの「アステロイド・シティ」、好き、嫌い?

          ウエス・アンダーソンといえば、最近のオシャレ系映画を作る人として有名だ。映像がとにかくポップで可愛い。監督本人は嫌がっているがウエス・フィルターというアプリまで出てしまうわけで、独特のスタイルが大人気である。 この監督が最近作った映画が、「アステロイド・シティ」。 しかし、であります! 私、この映画を見てモヤモヤが。 映画を見てモヤモヤ この映画、初め見た時は、よくわからなさとこの豪華なビジュアル感に圧倒された。 主役から端役までぎっしり有名なハリウッドスターが勢揃い。

          大人気映画監督のウエス・アンダーソンの「アステロイド・シティ」、好き、嫌い?