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■「日本死ね」問題のゴールとは

最近、
インパクトあるワードで
爆発的な注目を集めた
「保育園落ちた、日本しね」ブログ
待機児童の問題、本当に深刻ですね。

わたしもかなりの危機感を持って、
保活を頑張った1人です。
(詳細は前の記事へ)

そんな保活を通じて感じたのは
“本当の保育園問題は、
保育園の数が足りてないのではない。
質のいい園が足りていないのかも?!”
ということでした。

「日本しね」ブログのご著者も、
きっと、今はどこでもいいから
入れてくれ〜という緊迫状態なのかもしれませんが、
入った保育園がしっかりしたところでなかったら、やっぱり「日本しね」と
再び叫ばれるかもしれません。

私が住んでいる地域の場合、
保育園激戦区といわれていますが、
選ばなければ恐らく“どこか”には
入れると思います。

“家から遠くてもいい”とか、
“保育園料が高くてもいい”とか。

でも働いてる親は、
そもそも時間なく、登園降園にそこまで時間と労力を使うわけにはいきませんし、、、

また普通のサラリーマンが
教育熱心な超高級保育園に
通おうと思ったら、即、
給料<保育園料になってしまいますしね。

他に、“質を選ばない”
という選択肢もあることはありますが、
しっかり子供が育つ環境でなければ
大切な宝物をなかなか預けられないでしょう。。

認可、認証、無認可を手当たり次第
30園ほど見学したときに、
はっきり言って
「こんなところに子供預ける親
いるかな?」
と思うような園も数箇所ありました。

■無認可園のA園
大きい病院の前にあって、
園長曰く、お医者さんのお子さんが
多く預けられているとのこと。

でも30〜40人くらいの子供が、
狭い空間にひしめき合い。。。
15名くらいの0歳児を
1人の男の子先生が見ていて明らかに
キャパオーバー。
ずっと怒っていて、
泣きすぎている子は、
ベビーベッドの中に入れられ、放置。
(柵が、檻に見えた)
とにかく保育といえるものでは
ありませんでした。
親たちはここに子供を預けることに
疑問を持たないのだろうか。
ここしか受からなかったら
入れざるを得ないのか。
とにかくショックを受けました。

■区内で大変人気の高い認可保育園のB園
先生が子供たちの一挙手一投足に
「○○ちゃん、危ないからだめ」
「○○くん、なにやってるの」と
注意するものだから、子供たちは、
なにをやっていいのかわからず、
ただただ立ちすくむばかり。

保育園なのに、
(普通はぎゃーぎゃーうるさい)
部屋も園庭もしーんとしていて、なんだか不気味で。。

人気の認可保育園が
この状態とは本当に、驚きました。
(数年前にも見学したときは、遊具の多い施設で、本当にいい保育園だと感じた記憶があります。数年前に園長が変わってから、環境が変わったのか、ゾンビ村と化していて衝撃でした。それでも以前の人気が継続してある様なので、さらに衝撃。)

保育園は子供が平日のほとんどの時間を過ごすところですから、
子供への影響は絶大。

保護者は、自分自身で足を運び、
限られた見学時間で
先生たちの言動に一切の五感を
集中させ、

子供の気持ちに向き合って、
子供の気持ちに寄り添い、
できないことには手を貸してくれ、
できたときには
最大限の褒め言葉をかけてくれ、

先生から受ける優しさから、
子供たち自身が優しさを学び、
絶妙な声かけをもって、
自分で考え行動できる子供を
育んでくれる園であるか否か。

自分自身で感じとる他ありません。

しかし、、、
そのようなことを園の心がけとして
子供たちと接してくださっていた所は、わたしが見学した中では
ほんの2〜3園でした。
それ以外でも、個人個人の先生レベルで
(先生ご自身のご努力で)
子供の目線にたって、温かく子供と接してくださる先生方は、もちろんたくさんいらっしゃったのですが、
その保育園自体の方針として子供の情緒面まで気遣ってくれそうな園は、
なかなかないように感じました。

そして、温かい先生、優しい先生、
細やかな先生が多いなと感じた園は、
他のところに比べ
やはり職員の数が多い、
行き届いている、と感じました。

逆に、子供に対して怒ってばかりいたり、顔が常にしかめっ面だったり、
親に対しても丁寧な態度が取れないような先生が多い園は、人が足りていないな、忙しそうだな、
余裕がないんだな、と感じました。

親が子供を1対1でみるのですら
なかなかうまくいかないことばかりなのに
保育園の先生方は
毎日8〜12人くらいのクラスを束ね、
(1人あたり3〜10人くらいの子供を)
靴を履かせ、
公園に散歩に出かけさせ、
手を洗わせ、ご飯を食べさせ、
着替えさせ、昼寝をさせ、
また着替えさせ、オムツも替え、
またはトイレに連れて行き、
おやつを食べさせ、、、。
さらに連絡帳を書いて、
行事の準備をして、、、etc

やることが多すぎて、
一人一人の心と会話している暇なんて
ほんとはないのかもしれません。

でも子供は、子供のチカラだけで
いろんなことを考えているし、
意思をもっているし、
集団生活のなかでやるべきこと、
我慢すべきことは教わりつつも、
やはり個性の養われる大切な時期に、
自分の好きを見つけたり、
自信をつけたりして、
圧倒的個性を培ってもらいたい
と思ってしまう、アメリカ育ちの私です。

最近、保育士の給料を上げよう、
処遇を改善しようという
動きがあるようですが、
大賛成です。

ぜひ環境を整え、
多くの人が保育士になりたいと思える
ようにしてもらって、
さらに補助金も費やして、
子供たちも安全面、衛生面の確保は
もちろんのこと、
心の育み、心のケアまで
しっかりしてくれるような園が
増えますように。

保育園を、保護者が自由に選んで
質の悪い保育園が
淘汰される時代が来ますように。

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