最近はよく動物園に行く。


タンタンが亡くなってから初めて王子動物園に行った日の日記。

駅に着いた瞬間からパンダいません表記（泣）
タンタンに特別な感情を抱いてはいなかったのけれど、小さな頃から何度も見てきたタンタンの姿を思い出してタンタンがいなくてひまわりで埋め尽くされたパンダ館に入ると涙が溢れた。

僕は記憶力が少し良くて、過去に執着しやすく今までの暮らしの中で会えなくなってしまった人たちや場所に対して悲しみを強く抱いてしまうから夢の中で昔買ってた愛犬や友人によく会う。
今朝は二度寝した時にタンタンとコウコウにあった。
言葉通じないけどタンタンが「ここにいるよ」って笹かじりながら言ってた。ピュアな夢。
世界の質量は常に一定だから彼らは見えなくなっても水や風や土や光となってどこかに存在している。
だからずっとそばにいると感じれたら、悲しみもほどほどに僕は僕の人生を歩もうと思える。
地震で傷ついた神戸に笑顔をくれてありがとうタンタン。今までご苦労様でした。
また神戸にパンダが来る日が来たらいいなとみんなと同じように祈っています。
その時は王子動物園の年パス買って毎週通っちゃうね！


余談だがパンダって1日15kgくらいうんこするらしくて僕も消化がよくて5回くらいうんこするけど勝てねえやと尊敬してしまった。
そもそもフードファイターも勝てない量食べてるやんっていうね。パンダすげえよ。

動物園って他にも個性的な動物がたくさんいて大人になった今行っても楽しい。
暴れまわるオランウータン。
となりにヤマネコがいてずっと怯えているマヌルネコ。(一推し)
想像より大きなカバ。鳩嫌いなロバ。臭くてうるさいフラミンゴ達。人が来たら隠れるレッサーパンダ。元気のないしモサモサのクマ。
毎日行っても同じ顔してる動物も違う顔してる動物もいて大人になった今だからこそ子ども以上に楽しんでいる気がする。

そんな中からこちらは43歳のチンパンジーのメス。
先輩、ごめん名前忘れちゃった。
お昼過ぎでもう室内に入ってご飯食べてゆっくりしてる時間だったんだけどオレンジ食べて少し横になって窓から入る日差しを浴びてご機嫌な姿に最近見た映画「perfect days」を思い出した。


パーフェクトそうな午後を過ごしていたチンパンジーだけど本来は自然界で相当な運動をしているはずの動物たちが生涯を限られた空間にいるのはかなりのストレスなのではないか？とも考えた。
またネガティブそうなこと考えてる


以前某動物王国のショーでは鳥達が自由に大空を飛び回っている光景を見て感動したのだけれど某動物園では大きなワシが小さな檻に入っていて見ているこっちが苦しいけど、ワシの気持ちはどうなん？と感じたのだ。
檻に入っているというのが人間でいうところの牢獄ぽさがあって最近話題の頂き女子りりちゃんの獄中日記とか見てると中々苦しそうだけど、動物さんたちみんな大丈夫そ？運動足りてるのかな？
飛べない豚はただの豚言うてますけども。

健康管理をしてもらってご飯を与えられて狭い空間以外は何不自由ない環境かとは思うのだが、そんな動物園の動物たちにとってのパーフェクトデイズってなんなんだろう。
逆に野生動物だったとしても常に外敵がいたり嵐がきたり危険がつきものだからパーフェクトなんて難しいとは思うし、
「おじさんがここから出してあげるよ」なんて言うて動物達を終末期的にその辺の町に開放する妄想するも環境に適応できず永くはないと思うから救世主ぶった迷惑野郎でしかないんだよな笑

もしかしたら、この日のチンパンジーはもしかしたら本当にパーフェクトだったのかも。

人間界でも他人のパーフェクトデイをメイクできる他人なんて存在しないし、本来の幸せって適量のご飯を食べてちょっと飲んで風呂浸かって爽やかな風の中眠れたりすることなんだよな。
だから刑務所に入って幸せにパーフェクトデイズを送れる人もいるかもしれない。
それなのに僕たちときたら脳みそリミッターぶっ壊れてるから散財しちゃうし、欲しがっちゃうんだけど、まじで欲しがりすぎなんだよな。贅沢がパーフェクトじゃあないんですよね。早く学びなよ
この日も前日も結局飲みすぎちゃったし。


人間はみんな自由に世界中飛び回るけども社会で激しいストレス感じながら日々生きて家賃払って飯食うてるんやから、
この動物たちも仕事として頑張って動物園の中で暮らしておまんま頂戴してることにとやかく言うてるのがまずおかしかったですね。
失礼しました☆


子どもの時より楽しめてる気がするとか言って、子どもの時とは違うこういう変な楽しみ方までいつのまにか覚えちゃってますよね。
もう今年で30歳ですからねえ。
きっといつか子どもを授かることがあればその時は子どもと動物園にいきたいな。
どんな見方をするのかな


もっといろんな動物園に行ってみたいな。
パーフェクトな休日を送ろう。