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“ホリデイ”

今日4月7日は、ビリーホリデイの誕生日です。

ジャズにおける伝説的なトップ歌手で、波瀾万丈の人生を送った人でもあります。
印象は、ずっと哀愁を漂わせた歌手であるということ。
それは彼女の生きた人生を物語らせるのに十分な雰囲気を持ち合わせていたことでしょう。

昔の映画で「ニューオリンズ」という映画があり、ジャズの最初の始まりを映画にした内容でした。これが1947年に撮られています。

それ以前のビリーホリデイは、幼少期には強姦にあい母親と共に売春宿で寝泊まりしていたところを逮捕、クラブで歌い少しずつ歌で稼ぎを得るようになっていました。
そして絶頂期には有名なジャズ作曲家との出会いにより大きく世に出ていきました。

しかし、少し彼女の周りにクスリ、酒、そして彼女を餌にする男がまとわりつくようになり身も心もボロボロになっていきました。
映画に出る少し前に大麻所持で逮捕されていたこともありました。

ただ映画の中のビリーホリデイは、初見で観るわたしには美しくて声が芯まで刺さるように響いていた覚えがあります。センセーショナルな酒場の歌唱シーンだったように思います。隣にはルイ・アームストロングもいました。
数ヶ月前まで捕まっていた人とは思えないほどに。

しかし映画の出演以降も、クスリをやめられずにどんどん沼にハマっていくのでした。
華やかな舞台とは裏腹に、実生活はとても考えられないような苦しい日々だったように思えます。

彼女の歌声をとても引き立て、そして何倍も美しく仕立てたのは、レスター・ヤングでした。
この二人がコンビのレコードは名盤で、とても素晴らしいのでぜひ一度お聴きください。

お誕生日おめでとうございます。

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