青春エイリアンズ第1報告書【エイリアンの実在と機密文書の解読オファーについて】
断言する。
⚠️これは、フィクションではない⚠️
突然だけど、キミに質問だ。
......キミはエイリアン
【いる派】?【いない派】?
【いない派】のキミは、すぐにこのページを閉じよう。
キミにとって、この先に書かれたことはすべて意味をもたない。
ゆえに時間の無駄である。人生は有限だ。
キミの限られた人生を大切にしてほしい。
......しかし、
もしもキミが【いる派】ならば、ぜひこの先のページを読み進めてほしい。
おそらく、......いや、間違いなく、
キミの人生は変わる。
限りなく確定に近い可能性の話として、我々はキミにそう断言できる。
ここから先に記すのは、当局が入手した、「エイリアンが地球で生み出したワード」についての機密解読文書である。
内容の性質上、一部「公開不可能」とした箇所もあった。
また、使用されている言語も非常に難解であり、解読は困難を極めた。
しかし、我々は決してあきらめない。
エイリアンの実態は、もうすぐそこにまで迫っているのだ。
当局は今、ひとつの結論に至ろうとしている。
エイリアンは実在する。
今回の調査次第では、現代社会の、いや、地球社会の歴史が根底から覆されることだろう。
そんなターニングポイントにまで、当局はついに迫りつつあるのだ。
いよいよだ。この時を、我々は心待ちにしていた。
だから、決してあきらめる事はない。
そして、繰り返す。
これはフィクションではない。
エイリアンは実在する。
我々はそう確信している。
これから先で公開する機解文書は、その「緻密」かつ「予測不能な角度」からの語り口と、そこに記された規格外の内容から、このワード解説そのものが「エイリアンの手」によるものと考え得る。
なぜこのような代物が、現代の、しかも日本国において発見されたのかは、現在調査中である。
現在分かっているのは、彼らが「地球の青春を侵略しにきた」ということである。
「地球にうんざりしたキミの青春を侵略しにきた」
「うんざり日常から、キミをさらっちゃうよ」
……そんな信号も、当局は傍受している。
しかし、このワード自体がいまだ未解読であり、結局のところこれもまたヒントでしかない。
このように、解読すべきワードがいまだ膨大に存在している。
大いなる偉業は目前だが、やらねばならない課題はあまりにも多い。
そこで当局は、この「ワード解説文書」、コードネーム【青春エイリアンズ辞書】を読み解ける『有志』を募る。
これは異例中の異例ではあるが、それくらい事態は切迫している。
キミの力を貸してほしい。
キミもまた、【いる派】なのだろう?
当局は、【いる派】の【いる派】による【いる派】のための連帯を求めている。
なぜなら、繰り返す。
エイリアンは実在する。
我々はそう確信しているからである。
【青春エイリアンズ辞書】の解読により、我々はエイリアンの実態についに迫ることができる。
それはキミにとっても同じであろう。
これは当局の悲願でもあり、またキミの潜在的欲求によるところでもあるのだ。
今はまだ、実感が沸かなくても構わない。
あらゆる出会いには、時差が伴うものなのだ。
ことエイリアンとの出会いとなれば、なおさらである。
そして今、時は満ちた。
当局はこの解読プロジェクトを進めながら、解読された機密文書を順次公開していく。
どんな些細なことでも構わない。
当局はキミの協力と参加を待っている。
なぜなら、何度でも繰り返す。
エイリアンは実在するからだ。
これは、フィクションではない。
↑ゼっタイに見ルなヨ……
当局はこのワード解説文書、コードネーム【青春エイリアンズ辞書】を読み解ける有志を募るため、これらの文書を公開、引き続き調査を続けるものとする。