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オススメ映画を紹介するよ! 「ゴジラ×コング 新たなる帝国」を見てきたよ編

レジェンダリーゴジラの登場以降、ゴジラ映画はできるだけ映画館で見ています。大暴れする怪獣の迫力は、やはり大画面で見たいですよね。ということで、今回「ゴジラ×コング 新たなる帝国」を公開早々見てきました。まあ実を言うと無料チケットあったからなんですけど。「-1.0」との比較にも触れてみます。あ、【ネタバレ】していると思います。

怪獣と人類が共生する世界。未確認生物特務機関「モナーク」が異常なシグナルを察知したことを発端に、ゴジラが君臨する地上世界とコングが生きる地底世界の2つのテリトリーが交錯し、ゴジラとコングが激突する。しかし、その先には人類にとってさらなる未知の脅威が待ち受けており、怪獣たちの歴史と起源、さらには人類の存在そのものの謎に迫る新たな冒険が繰り広げられる。

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「朝ドラゴジラ」と「怪獣プロレス」

神木隆之介&浜辺美波という組み合わせ、戦後の混乱期を描いたストーリーということで、「-1.0」は一部で「朝ドラゴジラ」と呼ばれていました。揶揄するのではなく、親しまれているフォーマットだけに、ドラマ部分も馴染みやすい「-1.0」の特徴をいい表す言葉です。

今回の「ゴジラ×コング」では、「怪獣プロレス」という懐かしい響きのするキャッチフレーズがこれまた一部で使われています。これまでのレジェンダリーゴジラでも、ゴジラとライバル怪獣の戦いは数多くありましたが、実際見てみても、今回は明らかに異質の「怪獣プロレス」だったように思います。例えばゴジラとキングギドラの争いでは、その形状から見ても「プロレス」という言葉はしっくりきません。

ところが、今回実質主役はコングです。ゴジラとの違いは、少なくとも霊長類っぽいコングには、知性があることです。全編を通してコングが主役なことにより、これまでの人間ドラマのパートは、「コング」ドラマとして機能しています。虫歯を治してもらったり、同類に愛情を持って接したり、そりゃもう人間じゃん!

最終的にコングは、ゴジラをパートナーとしてブラジルのリングに上がります。そこで見せるタッグマッチは、まさにプロレス! 投げ飛ばしたり、凶器使ったり、戦う相手変えたり、自爆したり。ブレンバスターあったよね! (こちらプロレスは専門外です。知識不足お許しください)

あちこちで指摘されていますが、このフォーマットは怪獣映画の新しい発明と言えるでしょう。昭和ゴジラも怪獣プロレスと言われたことがあったと思いますが、それはあくまで怪獣vs怪獣の戦い。コングがリードすることで、本当の「怪獣プロレス」が誕生したようです。

その他

長くなるので気づいたこと羅列します。

海でのゴジラの描写は、「-1.0」の圧勝でした。ゴジラと高雄の邂逅は格好良すぎでした。

・古代文明とか好きですよね、アメリカ映画。日本でやると途端に安っぽくなると思います。

・モスラの造形は悪くなかったです。でもやっぱり幼虫→成虫の形態変化が見たかった

・モナークが地下空洞への潜入で使うメカがドタバッタンを思わせました。

・地下の霊長類(類人猿)型生物の造形がゴリラ型、チンパンジー型、オランウータン型と色々いるのはなんだかなあ。

・ミニコングはミニラへのリスペクトがあったような。

・シーモによって波が凍る描写は似たようなのをハリウッド映画で見た気がします。

・最終決戦を地上にしたのは良かったです。リアルな都市破壊がゴジラ映画の見どころですよね。

・音楽の使い方もハリウッド的なお気楽感。「-1.0」の高揚感には及びません。

まとめ

ということで、総合的には「ゴジラ -1.0」が映画としての完成度高かったです。「ゴジラ×コング」は、究極のお馬鹿映画とも言われているようで、映画館の大画面で見るには最適の映画、のような気がします。初見スマホだったらどうなっていたのでしょう・・・。

※「-1.0」については別記事で書いています。時間があればお読みください。

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