見出し画像

MBTI診断をチームビルディングに役立てよう

さあ、金曜日だ。
金曜日はマネジメントについて考える日だ。

ここ数週間はドラッカーの「マネジメント」について書いてきたが、今日はちょっと違う角度からマネジメントを考えようと思う。今日投下しようとしているのは「MBTI診断をチームビルディングに役立てる」というテーマの記事だ。

ボク自身はあまり性格診断的なモノが好きではない。
しかし、すでに12,000文字を超える長文を書いてしまった。
読んでほしいという気持ちもありながら、公開したくないという気持ちもあり、悩んだ結果、この記事は有料公開にして、読みたい人だけ読んでもらう形にしようと思う。

では、その判断が良かったかどうかの評価は皆さんに託そう!


MBTI診断とは

MBTI診断とは、マイヤーズ=ブリックス・タイプ診断(Myers Briggs Type Indicator)の略称で、約90問のオンラインテストに自己申告で回答し、それをもとに16タイプの性格に当てはめる、自己申告型の診断テストである。
日本においても、16タイプ診断(16 Personalities)という名称で広く知られている。

MBTI診断では、4つのカテゴリーをさらに2択に分類するが、これらの4つ(×2方向なので合計8つの)要素を組み合わせることで、16種類の性格を表現する。そして、その16種類の性格タイプにはそれぞれ特徴や魅力がある。


16タイプ診断で組織構成を考える

ボクはウチの家族からこの診断を知った。
なんでも韓流アイドルあたりで(少し前に)流行ったんだそうだ。ボクは普段こういうのはやらないのだが、試しにやってみると、その結果がまあよくボクのことを言い当てていると思った。そう思い始めると、深掘りしないと気が済まない性分なので、付き合いのある会社の社長やその部下の人たちにやってもらったところ、これがまたなかなか良いところを言い当てる。

最近では、飲食店のスタッフやスポーツジムのトレーナーが、自分のネームプレートに自分の性格タイプを書いていたりする。またIndeedは自分に合った職種を見つけるために16タイプ診断を行うサイトを開設している。まあ、この16タイプ診断が、ある程度の市民権は得ているということだと判断して、この記事を投下したいと思う。

MBTI診断で何をするのか

MBTI診断(16 Personalities)を使ってやりたいこと…
それは、チームメンバーに16タイプ診断の結果をもとに、メンバーそれぞれの性格の傾向を知り、それを適材適所および最適な上司部下の関係を構築するために使ってもらうことを想定している。なので各タイプの解説には、それぞれのタイプの長所/短所だけでなく、そのタイプが部下としてどうなのか、上司としてどうなのかも加えている。

ただ、本来は社員や部下ひとりひとりに寄り添って、彼らに合ったキャリアパスを示してあげて欲しいと思っている。その上で組織全体のバランスを鑑みながらチーム編成を進めて行くのがベストである。この16タイプの診断は一種の「占い」のようなものだと思っていただいて、おおまかな枠組みを考えたりする際に参考にする程度で考えていただくのが良いかと思う。

なお、数十億人の人類をたった16のパターンにまとめるのだから、多少粒度が粗くなっており、表現がデフォルメされてしまっているとご理解いただきたい。ちなみに、各タイトルの最後の括弧書きの数字(%)は、日本人の中でそのタイプの人が占めていると言われている比率である。


ローマ字4文字の意味

ちなみに、ボクの診断結果は「INFJ(提唱者)」タイプである。
ちょっとずつ期間を空けて3回試してみたが、3回ともINFJ-Aになるので、生粋のINFJなんだろうと思っている。人によっては時間が経つと診断結果が変わって別のタイプになる場合もあるようだ。

この4つのローマ字は以下のような意味を持っている。

1. 興味関心の方向 (Favorite world)

>>内向的な性格か、外交的な性格か
E (Extroversion 外向型)

人と話すのが好き。大勢でいることが好き。
人前で何か発表することが得意。
I (Introversion 内向型)
ひとりでいることが苦痛でない。
物語や妄想の世界に入り込むことができる。

2. ものの見方 (Information)

>>無意識で行っている情報収集の方法
S (Sensation 感覚型)
具体的な事実にこだわる。現実的で、五感で感じることを楽しむ。
N (Intuition 直感型)
可能性や意味、様々な物事の関連性を見つけるのが得意。
新しいものを生み出すのが得意。行き当たりばったりタイプ。

3. 判断のしかた (Decisions)

>>集めた情報を元に判断を下すときの傾向
T (Thinking 思考型)
理屈や理論を重要視する。
人の意見に左右されず、客観的な考えを経て結論を出す。
F (Feeling 感情型)
自分の決断が他人に与える影響を考えがち。
主観的な立場からものを考える。
協調性が高く情が深い。他の人の心の痛みに同調することが得意。

4. 外界への接し方 (Structure)

>>決断を下した後、それを他の人に共有する際の言葉や行動の傾向
J (Judging 判断型)
自分の周りの環境や秩序が整っていて管理できることを重んじる。
判断力があり計画をしっかり遂行するタイプ。
正しいか正しくないかで行動するかしないかを判断する。
P (Perceiving 知覚型)
状況に応じて柔軟、臨機応変に対処できる環境を求める。
ある程度の制度で計画を決め、自由な選択肢を残して、その場その場で臨機応変に決めていくタイプ。

では、ここからは個別にタイプを見ていこう。

ここから先は

9,872字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?