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リコリス・ピザ

あらすじ:1973年、ハリウッド近郊のサンフェルナンド・バレー。子役として活動する高校生のゲイリー・バレンタイン(クーパー・ホフマン)は、ある日学校にやって来た写真技師アシスタントのアラナ・ケイン(アラナ・ハイム)に一目ぼれする。「運命の出会いだ」と告白してくるゲイリーを、年上のアラナは相手にせず受け流す。その後、食事をするなど共に過ごすうちに二人は距離を縮めるが・・・。

主人公・ゲイリーを演じたクーパー・ホフマンは、私の愛する俳優フィリップ・シーモア・ホフマンの息子である。そのため、クーパーが演技をする姿を見るだけで父親の面影がちらついて泣けてくる。フィリップ・シーモア・ホフマンはアンダーソン監督の映画に5作品出演しており、親友でもあった。親友の長男であるクーパーを起用したことに感動させられるのだ。

ストーリーは、少年と年上の女性との恋物語。この設定は映画の王道である。年齢差がある男女の物語はバッドエンドで終わるのが定番だが、この映画ではハッピーエンドなのが私的に肩透かしであった。しかし、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品の入門編として鑑賞をおすすめする。


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