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「自分の中に毒を持て」岡本太郎

岡本太郎さんといえば、太陽の塔。

戦中・戦後を生きていく中、幼少期から自分の正しいと思ったことを曲げなかった岡本さん。

当時の日本の背景からすると、それはとても勇気のいること。

周りから馬鹿にされたり、白い目で見られることも少なくなかったよう。

自分の芯を貫き続けた岡本太郎さんの生き様が書かれた本。



自分の生きる道筋は自分で決めろ!

著者は自分のしたいことは曲げずに貫いてきた。

周りがどんなに忠告しても「ここで曲げてしまっては自分ではない」と突き進んできた。

周りの言葉に耳を貸さないのではなく、リスクが高いからという理由で諦めない、ということ。

著者曰く、最近の人は将来の安定を優先するあまり本当にしたいことを遠ざけがち、とのこと。

この言葉に、はっとした。

私も将来のことが心配で、安定ばかり考えてしまう。

さらに著者は、安定も大切だけど自分を殺してまでしたいことを我慢してはいけない、と説いている。

「自分を殺す」

パンチの効いた言葉に、確かに私を含め誰かしらそういう面はあるかもしれない。

その反動で、顔の見えないネット社会での誹謗中傷が後をたたないのかも。

もっと自分に自信を持って、挑戦心を大切にして生きていこうと思った。


リスクの高い道を選択し挑戦し続けろ!

あえてリスクの高いことに挑戦する心が大切。

たとえ、失敗したとしても逃げて挑戦しないことよりも得られることは大きい。

挑戦することは大事、というのはよく聞くがなかなか難しい。

しかし、著者の力強い言葉に背中を押された。

今年は気になってた資格の勉強を始めることにした。

私は良くも悪くも読んだ本に影響されやすいと実感した笑

その瞬間にベストを尽くせ!

後悔のないよう、やり切る。

これって結構難しい。

振り返ってみればもっと勉強しておけばよかった、と後悔することがある。

後悔しても後の祭り。

後悔のないよう、毎日にベストを尽くしたい。


最初から最後まで熱い本だった。

太陽の塔しか知らなかったけど、著者の人となりが見えて面白かった。

また、教訓というよりも生き方についての言葉が多く、勇気をもらえた。

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