コラムくん ver.2023/8

「コラムくん 」は、執筆した作品の制作期間に、感じていたことや考えていたことをまとめた雑記です。



夏の宙、冬にひまわり

・Δ様の「雪にひまわり」をから着想を得たイメージ小説(歌い手のしゃもさんが知ったきっかけ)。
・曲を聴いた時に、「どうしても表現したい!!!」と思ったはいいものの難しい。
・というのも、曲が完成され過ぎているから二次創作のやりようがねえのだ。曲そのものがまるで映画みたいな作品だから、下手なストーリーのつけようがない。
・夏と冬、どちらの季節も感じる青春小説を書く。という、結論に落ち着いて、ラストの「雪だ」で締めくくるようにオチをつけた。
・「雪にひまわり」だけではなく、作中のキャラクターをよく描くために、Δ様の他の曲もずっと聴いていた。
・書いている間に、実に100回くらいは「雪にひまわり」を聴いたと思う。リズムの難しい曲だけれど、今はソラで歌える。
・ちなみに真っ当な恋愛小説を書いたのはこれが初。

🎸⚡

※未公開のため題名は伏せます
・とある公募に出した作品。
・原稿用紙5枚分のほんとうに短い話。
・家族というものについて考えながら書いた話だけれど、正直ログラインをまとめ切れてなかった。
・メモに書き出しながら、自分が家族に対して思っていたこと、そもそも家族とはどういうものかを考えながら話を詰めて言った。
・話の核になる部分は「家族」、繋ぎのテーマを「ロック」にしていたが、これまた「ROCKとは??」を突き詰めきれてなかった気がする........…猛反省。
・この話で言いたかったことは、「簡単に変えられないような悩みと付き合うことになっても身近な存在で強くなれる」です。

吸血鬼の孤独と硝子玉の少女

・ヤングアダルト作品を書いてみたいな〜と思って書いた話。
・もともとは公募に出すつもりで書いていたのだけれど、募集していたレーベルの雰囲気と書きたいもののテーマがどうにも噛み合いそうになくて趣味でパーッと書いた。その分、書いている時は楽しくて、時には涙ぐんでしまったこともあった。
・生きにくさを感じる女の子が、未知のものに触れることで、自分のいる場所は他にもあるんだということに気づいてくれれば。そういう思いで書いていた。
・吸血鬼が出てきたのは、好きなゲームのキャラクターが長寿のヴァンパイアだったから。狼男の親友と合わせて、「この2人みたいな関係性いいな〜」と常々思っていた。
・吸血鬼のイリヤと女の子るな、2人の掛け合いを書く工程がいっちゃん楽しい。
・「孤独」に近いテーマとして、初めて「老い」についても考えた。ちょっと苦手なおばあちゃんと話していた時に、「身近な人を失って独りでいると心も弱っていくものなんだ」と肌で感じて。その気づきをきっかけに、「のこされた人の強さと弱さどっちも書ければ…」なんて考えつきました。

ブルベは王子に恋をする

・R Sound Designさんの曲からイメージ小説を執筆するコンテストに応募した作品。
・アイデア出しは殊の外上手くいったのだけれど、執筆するまでが手間取り、なんと〆切日程前日の丸一日で9割書ききった。勢いすぎる。
・「帝国少女」「flos」はずっと前から聴いていて、この2つを選んでもありきたりな作品しか書けない気がした。自分が新しい書き方に挑戦したかったこともあって、切ない恋愛小説をゴールに設定し、「ブルベ、恋をする」を選びました。
・メロディーは至ってシンプル、ギターはツインだけれど厚みを増すというよりは掛け合いを優しくゆったりと........…といった聴き取りをして、アイデア出し。結果、「自由な切り口で」いいらしかったので、「人魚姫」を下敷きにした話にしてみました。本当に自由。
・「陰キャに恋愛小説なんて書けるんか........…?」と戸惑いつつ、恐る恐る書いていきました。詰まるところ、僕は「恋」というものが今はよくわからんので「愛」について考えながら書きました。曲自体は終始切ない調子だったけれど、ブルベちゃんには幸せな恋をして欲しい。


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