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思い出のSAW

ホラー好きじゃなくても割と『SAW』は認知されているはずだ。

初回作は2004年らしい、ソリッドシチュエーション、デスゲームものの元祖であり超がつく名作…私も3周観たからね。

もちろんホラー耐性がない人が観ればトラウマ必至の恐怖がこの作品のキモではあるけど、つまりデスゲームとはなんぞや。

私はたしか小6の時にSAWを観た…怖すぎて直視できなかったけど、どうしようもなく引き込まれたのは事実だ。

そのあと私は本屋で見かけたSAWの原作?の小説を見つけて夢中で3まで読んだのであった。

当時学校の担任の先生もSAWは知っていて、なんか
先生「これはSAWって本なの?」

栗「はい」

先生「そこは『SAWだよ(そうだよ)』って言わなきゃでしょ!」
っていうやりとりがあった。

先生も小学生相手になかなか高度なノリを求めるじゃないか…私もあのノリに乗れるだけの器量があればね。

なぜか友達も一緒になってSAWに夢中になってた。

恐怖とはそれだけ人を魅了しうる感情なのだという、そういうことか。

ジグソウ人形がマジで怖かったから…小説の最初の方にまとめてある、映画のダイジェストも怖かった。

編集した方からすると読み手はそれなりにホラー耐性を身につけたものだと思ってたのかもしれないけど、私は生まれて初めて触れた小説作品としての純粋な面白さ、映画を観た時のわくわくした気持ちが忘れられなかったから…そのあと私は10年くらいかけて、ホラー耐性を身につけていくことになる。

反対に私にSAWをはじめとするホラー作品を勧めてきた兄は、「二度とホラーは観ない」という決意を固めることになったらしい。

なんでだ!

今を持ってホラー沼から抜け出せない私はどこへ向かえばいいんだ…続編のクオリティの低さについてよく貶されがちな作品のようにも思うけど、貶されがちっていうか単純にがっかりしたんだよな。

それでもSAWは続編も面白いし、シリーズを通してわくわくできる作品であることは保証したい。

普通に殺すこともできるところをわざわざデスゲームにするジグソウの犯行動機は“親切心”。

そこがこのお話の一番怖いところなんだ。

そういう意味でスパイラルは…なんか違ったような…あれはあれでいいのか。

「私もジグソウに選ばれちゃうかもしれない」って思うところがいいんじゃん。

これ以上続編が出ることは望まれているのか、いないのか。

初回作を超えることはやはりできないのか。

シリーズ化の悲劇…でもやっぱり、名作には違いないよ。

絵日記❗️
栗もジグソウに試されればいいや❗️

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