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大きく儲けるか、小さく儲けるか

在庫回転率はご存知でしょうか?

商品回転率(在庫回転率)は、一定期間内に、企業が保有する平均在庫が販売される回数を示すも。一定期間の売上高÷一定期間の平均在庫で求められる。

例えば、ユニクロとブランド物の洋服のお店をで考えてみます。

ユニクロはフリースを1着3000円で売って2000円の粗利が出るとします。ブランド物の洋服は1着5万円で、4万円の粗利が出るとします。これだけみると、ブランド物の洋服の方が儲かりそうです。しかし、在庫回転率が違います。

例えば、ブランド物の洋服は1日1着しか売れないとします。一週間で7着売れて、35万円の売り上げ、28万円の粗利です。

一方で、フリースは1日30着売れるとします。この時、売り上げは9万円、粗利は6万円。一週間で210着の販売なので、売り上げは63万円、粗利は42万円。

このように、高級店よりも実は庶民的価格のお店の方が儲かっているというケースは多々あります。薄利多売と言ったりもしますが、本質は薄利でも多売すれば高い利益は稼ぎ出せるということです。

インターネットの普及で、この薄利多売戦略はより実現可能になって来たと考えています。いかに現金→商品→現金のローテーションを早くして、雪だるま式に資本を増やしていくか。この点が重要になります。

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