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TOEICとTOEFL

TOEICとTOEFLは名前こそ似ているものの、その難易度は恐ろしく違います。今回は両者の違いや対策についてご紹介したいと思います!

先ずはTOEIC。昨今では大学生も英語力測定や就職活動のために受け、ビジネスマンは昇進や海外駐在の基準としても使われるメジャーな英語試験です。日本の年間受験者数は約270万人で、平均点が990点満点中580点(L&R)。TOEIC WritingとTOEIC Speakingも最近登場してきていますが、基本的に「TOEIC何点?」と聞かれた場合、このTOEICリスニング&リーディングスコアのことを聞かれていると解釈して間違いないでしょう。受験料は5,725円で受験時間は2時間内容は日常の会話からビジネスシーンを想定した会話が中心となっています。

次にTOEFL。主に海外の大学や大学院受験生が受ける試験で、日本の年間受験者数は約8万人で平均点が120点満点中67点。リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4セクションを各30点満点で構成され、受験時間は4時間(問題数によっては4時間半)。受験料は235ドル(ドル/円レートが110円とすると約2万6千円かかり、TOEICの4.5倍!!です。)。内容は大学生活を想定した会話やアカデミックな内容(宇宙、生物の進化、西洋史、東洋史、物理学等々)。

私はTOEIC/TOEFLどちらも20回以上受けました。

もはや、ETSの優良顧客と言っても過言ではないでしょう(笑)

TOEICは2時間以内に問題を解くスピード勝負なので、事前の準備が大切だったりします。公式問題集があるので、解いてみてだいたいの換算スコアを把握しておくと良いと思います。また、テクニックも重要で、例えばリスニングの質問文を読んでおき、どんなことが聞かれそうか予測しておくと問題が解きやすくなります。英語が苦手な方でも、単語帳、文法問題集、公式問題集を1冊ずつこなせば700点位は取れると思います。

リスニングセクション、私は470-490点は安定して取れますが、今だにアメリカのラジオやTVは聞き取りに苦労しています。TOEICが高得点でも英語は流暢に話せませんし、リスニング力も大したことないのでTOEIC900点=英語の達人という誤解は捨てた方が良いです。

「就職で必要だから」「昇進で必要だから」という目的で割り切って高スコアを目指すことをオススメします。

そして、恐怖のTOEFL。。海外の大学留学で80点、大学院で100点以上、MBAのトップスクールで110点以上が求めらます。TOEIC800点くらいの方が受けると、おそらく70点位になると思います。どのくらいのスコアが出るか試してみたい方は、TOEFL Practice Onlineに挑戦してください。45.95ドルで1回受けられ、難易度も本番とほぼ同じで、実際の試験とほぼ同じスコアが出ます。とにかく1問あたりのリスニング時間が長い!!5-6分の講義をメモしながら聞き、己のリスニング力を頼りに回答をしていかなければならないという恐ろしい試験です。途中で眠くなります(冗談ではなく、本当に)。

スピーキングも日本人発音では23点が限界と言われているくらい鬼門です。なお、スピーキングはパソコンに向かって話、録音されたものを採点官が聞いてスコアリングするようです。

ライティングは、短い文章を読み、講義を聞いて要約するものと、自分の考えを書くエッセイ風のものの2つがあり、これも練習していないと書けないと思います。エッセイの例

スピーキング、リスニングは難しいので、リーディング・ライティングで高スコアを目指し、スピーキングとリスニングで何点取れるかという勝負になります。

TOEFLはリーディング、リスニングの後に休み時間が10分間ありますが、2時間テスト/10分休/2時間テストという感じなので、いかに集中力を保つかということと、誰かがスピーキング中に自分がリスニングだったりすると、聞き取りづらくなったりもするので、入室タイミングが重要だったり、会場によってデスクトップパソコンで受験やノートパソコンで受験だったりと条件が変わったりするので、英語力以外の要素も多分に影響する試験です。

要するに、TOEFLは軽いノリで受けるには、あまりにも過酷なテストです。

もう少し詳しいTOEIC/TOEFL攻略法については、また別の機会に書いていきたいと思います!





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