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ドイツ日常生活 いいところ②

ドイツのスーパーで出会う優しさ

先日スーパーマーケットで買い物した時のこと。

高い位置にあるクリームチーズを取ろうと手を伸ばしてみたけど、届かず。

思わず、「届かない〜」と独り言のようにつぶやいてしまったら偶然後ろにいた若い女性と目があい、「お役に立ちましょうか?」と返事してくれました。

じゃあ、あのチーズの低脂肪じゃないオリジナルのを取ってください、とお願いすることに。

しっかりお礼を伝えてお互い笑顔で買い物を続けました。

その後のレジで:

ドイツのスーパーでは一定条件のもとに現金を引き下ろすことができるので、レジでお金をおろしたいことを伝え、バーコードをスキャンしたのですがなかなか機械が読み取ってくれず、後ろに人が並んでいるのでハラハラしながら会計進めたのですが、レジの人も後ろの人も笑顔で見守ってくれました。

(わたしも日本人らしく待たせてごめん、とつい謝ってしまってるからかもしれませんが:ドイツではどんなに後ろに人が並んでいてもお客が店員と些細なことで揉めたりして会計に時間かかっても当の本人は決して謝ったりしません。申し訳そうなそぶりもないです。むしろ議論するのは当然!という姿勢です。)

それどころか、会計後レジ袋に入れるのに大抵モタモタしてしまいがちなのですが(ドイツでは買い物袋に詰める場所がなく、会計終わると同時に素早く持参のエコバッグに詰め替えます。そうしないと後ろの人の買い物したものが容赦なく押し寄せてきます。)、アタフタしながらリュックに買ったものを詰めていたせいか、
「ゆっくり詰めたらいいからね!」
との気遣いが。

どこのスーパーもレジでは挨拶するのですが、この文化も好きです。
「こんにちは。ハロー」
で始まり、
「良い一日を。バイバイ」
で締めくくり。

金曜なら良い週末を、クリスマスなら異教徒のかたを考慮してよい休暇を、よいお年を、など。

ちょっと買い物に寄ったつもりの日常生活の一コマですが、ほっこりした気分で家に帰れました。

コロナや牛乳の大量購入のため最近はオンラインで済ませることが多いですが、こうして対面で買い物するのも魅力的だなと改めて気づかされました。

こんなところがドイツの好きなところです。

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