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[読書記録141]これからの投資の思考法

これからの投資の思考法
柴山 和久 著

著者は世界水準の資産運用を自動化した「ウェルスナビ」をリリースしたウェルスナビ代表取締役CEOである。
先進国の中でもっとも切実に「老後への備え」が必要としているのは日本である。
少子高齢化が進み、私たちの親世代が当たり前に受けてきた国や企業からのサポートが今後手薄になる。
世界のスタンダードに習えば、「老後への備え」の解になるのは資産運用である。
この本では、資産運用の王道である「長期、積立、分散」の考え方を学び、お金、人生に向き合うことができる。

気づき①「r>g」の実践
トマ・ピケティ教授の「21世紀の資本」の公式である。rは資本のリターン、gは経済成長率
「rはgより大きい」という意味の数式は投資のリターンが経済成長率を上回ることを意味する。1992年からの25年間のシュミレーションでは、「長期、積立、分散」による資産運用のリターンは平均で年5.9%。世界経済は年平均3.7%で成長している。

気づき②コア・サテライト運用
コアとなるのは「長期、積立、分散」でコアを取り囲むサテライト、つまり衛星のような存在が個別株やテーマ投信による短期投資
コアの資産運用を7割サテライトの資産運用を3割以下に抑える。「サテライト」の投資はたいてい値動きが大きく、安く買って高く売るための最適なタイミングを見逃さないようにする必要がある。
忙しい人は無理に「サテライト」に資産をまわす必要はない。

気づき③正しく運用するための6つのステップ
⑴資産運用の目標を立てる
⑵最適な資産配分(ポートフォリオ)をつくる
⑶具体的な銘柄を選定する。
⑷取引の前に、もう一度リスクを確認する。
⑸積立を設定する。
⑹リバランスを着実に行う。

行動すること
1.長期、積立、分散投資をする。
2.正しく運用するステップを実行する。
3.リバランスを忘れない。

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