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考える島<夫婦世界一周紀94日目>

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小学生の時の国語の教科書には最初の数ページに、本編の題材のイメージ写真がカラーで乗っていた。そのうちの一つが沖縄の話で、見渡す限りのタイドプールの美しさにときめいたものだ。

その時の感動が蘇る。多分ここは、あの海よりも綺麗だ。

大海原にポツリと浮かぶ小島。本当にこんなところに人が住んでいて、僕たちもそこにいるというのは、改めて考えると不思議なことだ。ここで毎日、営みが続いている。小さな小さな社会で、人生が始まり、終わるのはどんな気持ちなのだろうか。

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宿にはまたアヒルがいた。今までどの国でも見たことのないアヒルの置物がいっぱい置いてある。当然ニウエにはアヒルはいないし、アヒルの置物も売っていなかった。ここにあること自体が違和感なのだ。やっぱりうーちゃんは一緒に旅に付いてきているのかもね。そんなことを思わずにはいられなかった。

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外に出ることが出来ない今、旅をできること自体に価値が生まれつつあります。僕たちが見てまわった世界はもうないかもしれないけれど、僕らが家にいる時にも世界は存在していて、今日もトゥヴァだってニウエだってある。いつか全てが終わった時に、あそこに行きたいと思ってくれる人が一人でも増えたらいいなと思って、価格を改訂しました。 無料で公開したかったのですが有料マガジンを変更することが出来なかったので、最安値の100円に設定しています。

2018年8月19日から12月9日までの114日間。 5大陸11カ国を巡る夫婦世界一周旅行。 その日、何を思っていたかを一年後に毎日連載し…

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